四百八十四日目。
昨日は上司がお休みでございました。
「…ダメだわ…。」
「何がですか。」
「だらける。」
かこーん。雨の所為か、お客さんは一人もいません。
「…まぁ、ホールの人はお客さんが居ないと暇ですよね。」
「そうなんだけど、それだけじゃなくて、今日上司居ないでしょ。」
「居ませんね。」
「だからこう、別にだらけてても誰も怒らないじゃない。」
「あぁ、なるほど。」
「それにさっきから、いい感じに焼き菓子の切れ端とか回ってくるし…。」
「今日は焼きものが多いんです。私もチョイチョイ食べちゃいますしねー」
「…食べ終わった後の罪悪感半端ないけどね。」
「それは言わないでください。気にしないようにしてたのに。」
「明日って上司来るよね。」
「来ます。ご安心ください。」
「よかったー。明日はきっちりするから今日はもういいよね。」
「でも明日来た後、明後日また休みですね。上司。」
「…。」
「…まぁ! いつも頑張ってるしたまにはだらけてオッケーだよね!」
「…。」
っていう。感じだった昨日マジで。
上の人って、こういううわついた空気占めるのに必要なのね…。