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期待の方向性によって評価がゼロヒャク(グエムル)

「パラサイト」がアカデミー賞受賞ということで、知りあいのフェミが観てきたらしいが感想は「すごかった」であり、具体的になにが?と聞くと「「あー、うん、そうね。そうなるのね」ってカンジ」という聞いて損させられるような感想を聞かされた。
パラサイトはネタバレ禁止映画とか言われてて「多くを語るとネタバレになる」らしいのでネタバレあらすじもブロガーさんの感想も全く読んでいないが、韓国映画は好きと嫌いの両極端しかないイメージなので2:8で観に行かない。ついでに今コロナとかなんとかうるさいし。
韓国映画の「好き」映画はシュリ、トンマッコルへようこそ、猟奇的な彼女…あと何があったっけ。「嫌い」は新感染じゃクソボケがぁぁぁぁ!!!(また言ってる)ところで生まれて初めて観た韓国映画、シュリですが、未だにこれを越える韓国映画はない。見ていて切なすぎて涙が止まらなかったが、こちらを泣かせておいていきなりシーンがズバッと切り替わるので時々おいてけぼりをくらう。
せっかくスクリーンで観られるのに後悔したくないので同監督の過去作を観て傾向を探ろうと思い、公開当時話題になったけど観ていなかった「グエムル」を観る。

さて、「グエムル〜ハンガンの怪物〜」は韓国のハンガンという川に化物が現れるパニック映画です…。←このあらすじは間違っていないけど、この文章だけでこの映画を「アレ系かな?」とあらゆるモンスターパニック映画に当てはめて期待すると大肩すかしを食らう。さて映画の傾向をどれ系の映画に近いと考えるか…。
モンスターパニックといえば、エイリアンとかキングコングとかゴジラとかトレマーズとか色々ありますが、グエムルは左記のどの映画とも同じような違うような、であり、そして左記の映画のような内容を期待するとクッソつまらん!!!!!という評価になると思います。私はそうでした。ついでに、公開当時によく聞いた感想は「つまんねー」だったので、肩すかし者多かったんじゃねーか?
モンスターをどうやって倒す?どうやって生きのびる?みたいなハラハラドキドキ系の予告を流しておきながら、この映画は全くハラドキしない!いや冒頭と時々はドキドキする。でも色々まどろっこしい。あと中だるみすごい。

ただ途中から「この映画はどうやらモンスター対人間ハラハラドキドキ映画じゃねーな?」ということに気づいたので期待の方向を転換し、ただただ主人公一家の珍道中を見守るだけの映画として観ると、なかなかこの間抜け一家が愛おしい。

改めてストーリーを書くと、ハンガンの川沿いで売店を営む一家の長男(ソン・ガンホ(そろりそろりの人(真似する方)に似てる))が主人公。客が頼んだイカのゲソをつまみ食いしたり、店番中に居眠りしたりとなかなかざんねんなオッサン。
そのオッサンの娘が怪物にさらわれ殺されたと思っていた所、そろりの携帯に娘から「下水管にいる、出られない」という着信がある。娘を助けるためにそろりとそろり父(きしべいっとくさんに似てる)とそろり弟(学生運動に熱心だったために大卒なのにフリーター)とそろり妹(ここぞという時にうまくいかないアーチェリー選手)が軟禁されていた病院から抜け出し、救出に向かう!

……と書くとまた緊迫感が出てしまうけど、ハッキリ言って「そろり娘は助かるの?みんな無事なの?」とかドキドキしながら観るものではない。前のめりにならず、3歩くらい下がって間の抜けた一家を俯瞰して見る映画です。
色々と皮肉り笑わせにきてるのはわかるけど、私はそんなに笑えず(多分外国人が翔んで埼玉を見ているような感覚かも)、こんなにアメリカさんをプギャーして大丈夫か?と心配になるくだりが多い。あとツッコミどころもかなり多い。
それに結末など、単純に「全然おもしろくなかった」とか「ムカつく。時間泥棒!」というほどつまらないわけではなかったけど、ラーメン食べに来たのにカレーピラフ出てきたみたいな期待のぶん投げをくらい、不満はある。

結論は、パラサイトはDVDで観る!!
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