街中で一番明るい店、パチ屋の灯りが消えているとまだ20時そこらなのに真夜中のような風景になる。
なんだか昭和後期の大晦日みたい。
お休みなのに車も人も少なくて、時間が緩やかに過ぎて、最近の日々めまぐるしい社会から昔にタイムスリップしたみたいな感じがする。

普段なら「折角の休みなんだからどこかに行かなければ勿体ない」 という思いが心のどこかにあり、ダラダラ過ごす連休に自責を感じていたけれど、今はもう心からダラダラできて、のんびり連休だ。
ただホテル業界や飲食店や、連休が稼ぎ時である業界については本当に気の毒に思う。
コロナが終息してライブやら旅行やら色々と解禁されたらバンバン遊びまわってやる所存だ。政府からもらえる10万をガンガン使いまくる!いやいや、無駄遣いじゃないよ復興支援だよ(←)。ささやかながら経済を回す役にたてればと思う。まあ、いつになるかはわからんけども。
しかしステイホーム連休のなにが良いかって、ずーっとプリティベイビー犬っこと一緒にいられることわ〜ん(やべえ)。
犬かわいい犬かわいい!!私が寝てると鼻息を浴びせて圧をかけてくる犬かわいすぎ!!!超いいこちゃんでちゅ(やべえ)。
そのうちテレワークとかさせられるんだろうが、犬っこが近くをウロウロしたり横でドカッと昼寝を始めたりしたらもう仕事どころじゃねぇ。もうちょっかい出したり寝てる顔みてニマニマしたり、仕事してる暇ねえから。今いそがしいから!
…まあ、犬は迷惑だろうなあ…。

さて、こないだBSで「宇宙戦争」やってた。
この時期にこの映画をチョイスする局よ、やるじゃん!!
この映画の「オチ」が、今の人類に対する励ましのメッセージなのだが、これを言ってしまうとネタバレになるので言わない。
宇宙戦争はトム君映画の中でもあまり評判がよくないんだけど、私は嫌いじゃない。展開の容赦なさがわりと好き。主人公一家、運よすぎじゃね?感は否めないけど。
宇宙戦争は結構昔(ザックリだな)のSF小説が原作で、バツ1以上、薄給のトムクルーズが主人公。
元妻が彼女の恋人と旅行だかなんかに行く間、トム君とあまりいい関係が築けていない子どもたちを預かることになる。 
そんなときに、いきなり謎の雷、謎の地割れ、謎だらけの圧倒的な攻撃が始まり、トム君はなかなか言うことを聞かない子どもたちを連れて逃げまわることになる…という映画。
子ども役のダコタちゃんがとにかくムカつくクソガキなんだけど、思春期の子どもらしくて妙なリアリティがあって巧いんだなぁ。

突然わけのわからない兵器がわけのわからない攻撃をしてきて、主人公が渦中を逃げまどうというだけの話で、途中で政府や軍がマザーシップと交信したり宇宙人と交流したりのシーンは全くカットインされない。 
ただただ主人公が知り得た情報と同じことしかわからず、主人公は子どもたちに何が起きているのか全く説明もしないので(子どもはファーストアタックの様子を知らず、ビビりまくりのトム君にいきなり逃げるように急かされているのでわけがわかっていない)、見ている側も勝手に推測するしかできず、どこへ逃げればいいのか五里霧中のなか逃げまわる。そこが主人公のトム君と同調して恐怖を感じさせられる。これがトム君が子どもたちに「何が起きたか」を説明を始めると、怖くなくなっちゃうんだよ絶対。つまるところ「混乱」がいちばん怖いところであって、劇中の出来事を「説明」されると「あっ、なーんだ」ってなっちまうんだろうね。

この映画のオチには賛否あるようだけど、否の人たちはどうオチたら納得いくのか教えてほしい。トム君が銃火器を持ってイーサンハントと化したら良いのだろうか…?まあオチはともかく、あれだけの攻撃があったにも関わらず生存者多すぎじゃね?とは思う。トム君があんな目にあってる間、あいつらどう生き延びたんだよ。(あいつらとは誰のことか、映画の結末を見ればわかる)