慰霊の塔

図書館からの帰り、ふと通りかかった石井川。
昔はもっと汚い川だったように思いますが、下に降りて見てみますと、貝も生息しており、ずいぶんと澄んだように感じます。

ちなみに神戸の川が、このように両脇を舗装し、深く掘り下げた形になっているのが多いのは、昔より水害が多かった為です。

この石井川の隣には、昭和13年(1938年)の阪神大水害の慰霊塔もあります。
阪神大水害では、715人の方が亡くなりましたが、このような水害が、今後起こらない事を祈るばかりです。

消えた旧館

神戸の中央図書館です。
小学生の頃は、毎週のようにここに通い、色々本を読み漁っていました。
最近、またここに通うようになりました。
家の近所にも図書館はあるのですが、蔵書量はやはりここが一番。
資料的な面に置いても、ここが一番充実しています。
今日なんぞは、大正時代に発行された本を借りる事が出来まして、大変喜んでいます。
大正時代と言えば、この図書館に隣接する、旧館があり、同じく大正時代に建てられた物です。
小学生の時は、そんな建築には興味無かったのですが、そんなモダン建築にロマンを感じるようになった今では、見てみたくなりました。

ですが、旧館は阪神淡路大震災で被災し、解体・再建されていました。
震災から21年も経つのに、その事を知らなかったとは・・・
我ながら呆れます(苦笑)

現在、跡地には、当時の面影を残す「2号館」が建っています。
どおりで館内の案内が「新館・旧館」ではなく、「1号館・2号館」になっていたわけです・・・
むしろ昭和に建てられた1号館が「旧館」、平成に建てられた2号館が「新館」なんですね。
しかし、新しく建て直すにしても、当時のモダン建築のイメージを守る辺り、実は保守的な神戸らしい話です。
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