本日休日也。で、この後機材系の業者のところに見積もりだしてもらいに突撃予定っす。



機材と土地代、および内装工事費が金の八割持っていくのが飲食系起業上の運命と書いてさだめとよむ。つーか、機材と内装工事費クッソ高い。内装工事費だけでもなんとか落としたいけど機材は最初でけちると後あといろんなものが不足したりなんやりするので却下却下ァ。とりあえず、コンベクションはあきらめるから平窯寄越せ。いやコンベクションも欲しいけど!!
欲しいけどそれ多分よく考えたら必要ない。うん。必要なさそう。平窯でも行けるイケル…。真空機も欲しいなと思ったけど普通にパッキングマシンでどうにかなりそう。

コンベクションオーブンっつーとあれです。庫内に熱風を送り込んで焼成するタイプで、最近のオーブンレンジは大体このタイプ。対して平窯と言うのは上下の熱線から放熱するタイプで、菓子屋が平窯平窯とこだわるのはこの下側からの熱量が重要視されてるからでございます。コンベクションタイプだと全方位から一気に熱が入るので、せっかく内部にため込んだ空気層がその威力を発揮する前に焼成されちゃうんで、どーしても乾燥するしおまけに密度が上がる。代わりと言っちゃぁなんですけど、乾燥することに関してはとても上手なので、例えばクッキーやら焼きメレンゲやらパイやらはむしろコンベクションの方が綺麗に上手に焼きあがります。

となると。主力商品をそもそもパウンドケーキにしようとしてるトクメーに必須なのは平窯であってコンベクションじゃァない。

それでもコンベクションの何がそんなに心を惹かれるかっていうと、…あいつらの特性上、ジャムビンの中を殺菌っていう作業にとんでもなく向いてるんですよね。温度設定して芯温計突っ込んだら終了。内部を均一な温度の風がぐるぐるするので正直手早い。そういう衛生面管理はどっちかっていうとコンベクションに分がありそう。でも内部の構造は平窯の方が単純なので値段も安め。そして安定の生地の能力を最大限に発揮できるそのパワァー。

取りあえず現場に行ってカタログとスペック見てから考えよう。何せ今の職場でコンベクションオーブンとは長い付き合いしましたから。多分どっちでも使いこなせるけどいつだって平窯が恋しいから絶対に平窯は入れる。我が手に来たれ南仏窯バッケン!! あ、うそうそあれメーカーの中で一番高い。車で例えるとベンツ。別の日本製品でいいです。なんで日本製品の方がいいっていうと、修理するときの部品の入手が簡単だから。海外製品にしてみろ…、外から部品持ってこなきゃいけないからいろいろ大変なんだぞ…。


とはいいつつ、製菓業界の機材はどうしてもまだ主力が海外。優秀なあれもそれもとりあえず海外製品。ううん…悩む…。