朝。


「せんぱーい。」
「なんやい。」
「今日の仕事は?」
「…なんだその質問は…。忙しいからそっちは手伝えないぞ…。あっ。待て、君ら仕事は?」
「「余裕。」」
「くっそオチが読めた。昨日と同じだろ! どうせ料理出し終わった瞬間に片づけ始めるんだろ!?」
「そのつもりでーす。」
「早く帰りましょーよぉ。」
「クッソおおおおズルいぞこっち試作溜まってんのに!!」
「先輩の試作ってどうせ前倒してるんでしょ知ってますからね。」
「たまには早く帰りましょうよーー。」
「うるせー、頑張ってもそこまで早く帰れんぞ! 何せ今日はお願いされてる下水掃除があるじゃないか!!」
「「アッ。」」



夜。


「先輩終わった? ねぇねぇ終わった?」
「ええい。だまらっしゃい。向こうの人にかまってもらいなさい。」
「だって向こうもまだ終わってないんですもーん。下水掃除―、どうするんですかああああ。」
「そこ外して中身捨てて、」
「わーかーんーなーいーー、隣に来てやって教えて!!」
「「うわめんどくさい。」」
「ひどくない?」
「ひどくはないね?」
「うるさいお前が悪いねん。黙ってやれや。」
「だって知らないもん教えて教えて教えてー!!」
「ああああうぜえええええ。」
「ふーたーりーとーもおおおおおお。まだあああああああ?」


「うっさいわ! みんなで仲良くやったらええやろ先に他の場所やんなさい! すぐ終わるから!」
「はいママ!!」
「誰がママやお前みたいな息子欲しない!!」
「ひどい!!」
「「ひどくはない!」」




って言うのが昨日のダイジェスト。最近一緒に仕事してる元他店舗のスタッフは190cm・100kgオーバーの巨漢で駄々をこねてくるからいろんな意味で邪魔。壁。アニメとか漫画のキャラか?ってぐらいによくしゃべって、しゃべり倒した上に「うんわかった。うるさいから黙ろうな!!」って言われるタイプ。珍しい。
ホントこいつがマァよくしゃべる。しゃべるけどしゃべる内容は別に面白くない。とりあえず必ず話の内容は「俺は!」から始まるタイプ。必ず俺の〜俺は〜から始まるから正直聞き流してるごめんな!! でもやっぱりそういうところ漫画のキャラっぽいぞ!!


そんな彼は今日休みなんですけどね。いーけど。疲れたから一日寝てるとか言ってた。とか言いつつ多分ゲーム三昧してるんだろうなぁ。