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現実は甘くない

 

 今日はファーストエイド講習会……いわゆる、人工呼吸や心臓マッサージ(今は胸骨圧迫というそうですが)の講習会に行ってきました。


 人工呼吸というと、創作では色々アレなシチュですが……現実は甘くないですよ。マジで。
 めっちゃ体力使います。胸骨圧迫ですが、胸が5cm沈むくらい押せと言われましたが、人間って結構固いです(それ用の人形での練習でしたが)。テニスボールなんかで練習して下さいっていってましたから、それくらいには固いですよ。
 全体重かけないと沈まないし、更に60秒で100回のペース……つまり、一秒で二回の間隔で押さなきゃいけなくて、すっごく大変。というか、体力がいる。
 人工呼吸も、かなり難しい。顎を上げて、鼻をつまんで息を吹き込む──と、過程だけ書くと簡単そうですが、上手く気管に空気が入らない。空気が抜ける間抜けな音が響いて響いて……。

 AEDについても、少しやりました。進行役の人も言っていたんですが、あれは心臓に電気を流すためのものと誤解してる人が多いそうです(私もそう思ってました)。
 あれは心電図を計るためのもので、それで異常が発見したら電気を流すそうです。だから、とりあえず意識不明の人には問答無用で使うもんみたいですよ。
 それと、機械の感度がいいので、心電図を計る時は他の人がくっついてちゃいけないそうです。触ってる、正常な脈をはかってしまう事があるそうで。
 あと、もし倒れたのが毛深い人だったら、心電図をはかる時に貼るパッドの強力なシールで剥がすか、一緒に入ってるカミソリで剃れと言われた時は普通にびっくりしました。命の危機なわけですから、胸毛なぞ気にしてるわけにはいかないんでしょうが、やっぱりびっくりです。


 30回の胸骨圧迫の後に二回の人工呼吸。これを、救急隊員がくるまで延々と繰り返す。ただ、物凄く疲れるので(本当に疲れます)一分から二分やったら、別の人に変わった方がよいそうです。


 とまあ、こんな感じで講習を受けました。
 実地までやって、初めて修了証がもらえるそうなんで、頑張りましたよ、結構。


 しかし、救急隊員さんて、本当に大変ですね。簡単そう……なんて、始まるまで思ってた自分は、馬鹿だなぁと思う。
 これからは創作の人工呼吸は萌えるより先に、大変そうだ。って感想になりそう。

 
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