※ネタバレいっぱいあります










 前巻から一年以上ぶりですね。ついに最終巻。

 全部が全部、全員が全員、ハッピーエンドではありませんでしたが、それでもオズ・アリス・ギルの三人の誰も欠けることなかったのは、本当に良かったと思います。

 シェリル様とバルマ公は、あれで良かったんだろうなぁって距離感でした。下手にくっつくと、あの味が無くなってしまいますし。

 エイダとヴィンスも、あれで良かったかな。幸せな家庭を築きました──ってイメージじゃないですし。

 エコーとノイズとヴィンスの関係は、ちょっと切ない。エコーの自我、ノイズの願い……。悪役というか、可哀想な女で終わらなくて良かった。

 そして、まさかまさかのレイムさんとシャロンちゃん、ゴールイン。PHはレイブレ推しだったので、色々複雑です。
 前のファンブックで、レイムさんは初恋で失恋してるとあり、シェリー様かな?(腐的にはケビンなブレイク希望)と思ってたんですが……そうだね。レイムさんとシャロンちゃんって、三才しか違わないんだよね。
 シャロンちゃんの矢印がブレイクに向いてて、そのブレイクはシャロンちゃんを娘か妹みたいに思ってるって言ってたから、なんとなくレイムさんの感情も親愛というか、保護欲っぽいもんかと思ってたんですけどね。……気付けよ、私。回想のケビンなブレイクをポカポカするレイムさんは可愛かった。
 あ、コンビ投票でブレイク+レイムさんが一位になったのは単純に嬉しかった。甘味を肴に酒を飲むふたり。ベストのボタン外したレイムさんの、ブレイクを見やる眼差しが好きです。


 アニメ化時から読み始めて、六年。連載が始まってから九年……望月先生、お疲れさまでした。