ドストレートなタイトルなのは、明日が二週間ぶりの休みで、気が抜けかかってるから。
まあ、普段からカッコイイタイトルなんざつけとりませんが。
※次ページネタバレあり
カレルのPCにハッキングをしかけるニコラス。
強固なガードをくぐりぬけ、ニコラスはカレルがブレッドマン教授に送ったメールを発見します。
これまでの経過が子細に報告され、その中にはニコラス自身の事も書かれていました。
そんな中、F……フォンについて書かれたものが。
カレルが以前言っていたフォンの不正に関わるであろうメールへと手を伸ばした、その時、ニコラスに声をかける者が。
同室のジャニスが部屋に戻ってきたのでした。慌ててPCを閉じるニコラス。
ジャニスな世間話のような気安さで、ニコラスがギャビィ側についた理由を尋ねます。フォンを守るためかな? と、見透かされていたニコラスですが、アンドリュー派のジャニスに話す事はないと突っぱねます。
そんなニコラスに、ジャニスはそれも寮内で刃傷騒ぎ……カレルがジェイクをナイフで斬りつけた事を教えるのでした。
病院の一室。
数針縫う程度の軽傷だったジェイクは、入院なんてオーバーだと言います。
軽い調子のジェイクとは対称的に、酷く沈んだフォン。ジェイクが自分を庇ったせいで……と、落ち込み中。
そんなフォンをあやすジェイク。事故なのだから気に病む必要はないと、フォンの頭を撫でます。
そして、妙な事を考えるなよ。と、フォンに釘を刺すのでした。
どこかの小部屋(恐らく、独居房のような部屋)。閉じ込められたカレルの元を訪ねるギャビィ。
自分のせいで選挙戦が致命的になった事を謝るカレルに、ギャビィは何故ジェイクに怪我をさせたのかを尋ねます。
本当はフォンを刺そうとしたのだと告白するカレルですが、本当は……
カレルはギャビィこそが自分の天使であり、彼女が脱槽するのを待ち望んでいたと語ります。
ですが、K550 を聞いた時、カレルがフラッシュバックした光景はそれとまるで逆。水槽の中から外にいる人々……リッテンバー博士、アイネスさん、そしてブレッドマン教授を見つめる映像。
ならば自身の中にある火事の記憶は何なのか。そして自分の正体は誰なのか。
苦悩するカレルと、それを見つめる事しか出来ないギャビィ。そんなふたりの前に現れたのはブレッドマン教授でした。
突然現れ、カレルを“矯正”するために連れ去ろうとするブレッドマン教授。
ギャビィの制止も虚しく、カレルはブレッドマン教授に連れていかれてしまうのだった。
※以下、感想諸々
ついに表舞台に出てきましたね、ブレッドマン教授。
今までの行動からなんか嫌なオッサンぽいなって思ってたら、マジで嫌な人だったわ。
憎きリッテンバー博士の生み出したパージ・チルドレン=カレルの扱いがアレなのはともかく、自身で造り上げたギャビィに対しても愛情があるようには見えません。
今月号見ると、すっごくギャビィとカレルに同情票いれてしまいたくなります。
ただ、矯正の内容次第では、カレルが再度フォンやジェイクに牙を剥く可能性があるので、一概に“カレル可哀想!”と言ってもいられなくなりそうですが。
に、しても……ブレッドマン教授はオルガ計画といい、今回の事といい、人造体に一切の愛情が無いようですね。
これならまだ、泣き崩れるフォンを抱き締めたリッテンバー博士や、アイネスさんの方が人間味ありますわ。
けど、まあ……この世界ではこっちの方が少数派なんでしょうね、きっと。
ジェイクは軽傷でなによりです。重傷だった日にゃ、フォンは絶対どんな手を使ってもカレル排除に乗り出してたでしょうね。
…………いや、まだ敵討ちしないと決まったわけじゃないか。一応、ジェイクが釘さしてますが……どう考えてもあれはフラグだろ。
ジェイクの入院がどれだけの期間なのか定かじゃありませんが、その間に何かやらかさないかなぁ、フォン。てか、絶対何かやると思う。ジェイクもニコラスもいないから、実質ストッパーがいないもんな。
この怪我ネタはいつか絶対書きたい。
来月はお休みですね。
一応、空挺懐古都市が新雑誌で連載再開の筈ですから、そちらを楽しみにしておきます。
偽翼の三巻表紙は誰かなぁ。やっぱ、ギャビィ?
カレルだと、ほぼネタバレだもんな(苦笑)
11月発売は無いにしても、年末発売か、来年頭に発売なのか。
それと、来年こそはドラマCD出しましょうよー。
来年で、イルゲネス小説版の第一話が発表されてから9年になる筈ですし(小説下巻後書き参照)、そろそろいいじゃないですかぁ。
あとは、カチル先生イラストで小説再版するとか。
雑誌連載されてた上巻はイラスト多いけど、書き下ろしの下巻はメチャクチャ少ないんですもん。
特に主人公(笑)。表紙すらフォンとジェイクに奪われる始末だし(大笑)。
下巻の表紙のエロさは、イルゲネスカラーイラストの中でも最強クラス(笑)