「やだっ、離して…ヒィッ」

ふるふると力なく首を振るカクは、今やあられもない姿で薄汚れたガレージに転がされていた。
下半身は何も身につけておらず、細っこい足はそれぞれに男に抱えられて大きく広げさせられている。
上半身も胸までめくり上げられて、どことなく色気のある薄い腰が露わになっていた。

バイクのカギは、ズボンのポケットの中だ。なのにもう男たちの照準はすっかりカク自身に変わっていて、放り投げられたズボンには近づきもしない。おそらくカクをいたぶった後でも十分と考えているのだろう。


カクの心情を現すように縮こまっている一物に無遠慮に手を伸ばされて、カクはまたも悲鳴を上げる。

「いやぁっ…もうやだ!」

実は壁に押し付けられて、前をまさぐられた時、カクは自分でも信じられないことに、射精してしまっていた。
こんな恐ろしい状況で感じてしまったことと、みすみす男たちを喜ばせるようなことをしてしまったことの両方のショックでカクは達した瞬間に崩れ落ち、今の体勢に持ち込まれてしまったのである。

濡れたパンツを見た男たちが囃したてるので、とうとう泣いてしまったのだが、それで解放されるはずもない。

もう二度とあんな絶望的な想いはしたくないと心は叫んでいるのに、ツーっと撫でられただけで腰がビクビクと震えた。

「お前ほんとエロいな。
もしかしてこっちも開発済みか?」

「やッ…!やめ、ろッ
…ひぃんッ」

突如、内側に通じる場所に男のごつい指をぐりぐりと押しあてられて、あまりの衝撃に一瞬背中が浮く。しかしすぐに他の男に抑え込まれ、ズリ、と侵入を許してしまった。

「いやだぁああ!!」

「あ、なんかきついな。ってことはハジメテか?」

ひくっひくっと嗚咽と共に跳ねる胸を男が熱っぽく見る。その奥に横たわる悲壮な泣き顔にこの上なくそそられた。

「よーし。じゃあ俺らでこいつをオンナにしてやろうぜ」