お久しぶりです!さあエイリアンさん、出番ですよ!!
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「嫌だ!やだぁあー!!」
ひと際大きな悲鳴の方向を見て、兵士たちは顔を引き攣らせた。
列の中の数人が、エイリアンに持ち上げられ、あの円柱のタワーに運ばれている。
そしてその悲鳴の主は、兵士たちの中でも猛者として有名な男だった。
気に入らないことがあればすぐに暴力に頼るなど、頭がいいとは決して言えなかったが、飲む打つ買うを地で行くその性格に、兵士たちは「男として生まれたからには、ああ生きてみたい」と密かに羨望もしくは嫉妬を抱いていたほど。
しかし今、その者はしゃくりあげ、首を振り、拘束された足をばたばたさせて「ヤダヤダ」と泣き叫んでいる。
一度は拘束を解除されたものの、大きなエイリアンの力は強く、男はあの、彼には少し小さく感じる格子の中に押し込まれた。
中は肉のような感触で、一度捕らえられると自力では出られない仕組みになっていた。
他の数人も同様に、間隔をあけて収容されていく。
「やだぁ、やめてくれよぉ…」
鼻水で上手く呼吸できないのか、咳き込みながら懇願するが、エイリアンは構わず収納された男たちの前に陣取った。
そして自分の腹部のような場所を探ると、そこからズルリと音を立てて、蛇のような何かを引き摺り出す。
人間でいえば、まるで腸を取り出しているように見えるありえない光景だったが、エイリアンたちは平気そうな様子で、どことなく楽しげだ。
「・・・ッ」
エイリアンの意図が読めず、唖然としてしまう兵士だが、エイリアンはそんな男に向けて、その蛇のような、ホースのようなものを向ける。
突然、それの先端から、紫色の液体が、ブチャアっと嫌な音を立てて発射された。
拘束されている兵士は逃げようもなく、その粘着質なそれを体にかけられる。
そして遅まきながら、それが何のための器官なのかを悟った。
「ヒぃ、ぎゃぁああアアー!!」
まだ収容されていない者たちからは死角になっていてみえないため、紫色の液体は見えても、エイリアンが何を取り出して、見せているのかまではわからない。見えない分、恐怖は増幅され、歯がカチカチと鳴る。
エイリアンは屈むこともせず、それを男の尻穴に当てた。
「あっ、あっ、あっ」
言葉も発せない状態の男の目の前で、エイリアンのそれが、生殖器が、くねくねと動きだす。
まるで人格を持っているかのように、身をねじり、角度を変えながら、男の中に入っていく。
「ひぃ、ひんっひんっ」
先ほどの検査(兵士たちは検査ともわかっていないが)で使われた棒よりもはるかに太く、ずっと奥まで入れられた。
ショックのためか、もはや大きな声も出ず、意味の成さない微かな悲鳴が上がる。
拷問のような時間が過ぎ、中の動きが止まる。
するとエイリアンが呻くように何言が呟き、腹の中の物が震え、何かが放出された。
「う、ぁ…ぁあ…」
先ほどの紫色の液体が、体内に入ってしまったと考えるだけで、男は愕然となる。
それは煽動しながら、どんどん男の胎内を満たした。
「ぁああアア〜…」
絶望の悲鳴を上げながら、しかし兵士はそのとき、この責め苦が終わったと思っていた。それは周りで同じように格子に入れられた兵士も然り、まだ吊るされている者たちも。
しかし、エイリアンはしばらくすると、自分のそれを持ち、己の手でも動かし始める。先ほどと同様、エイリアンたちのペニスはそれ自体も動くので、耳触りで、派手な音を響かせて、一度出したものが溢れるのも気にせず、まるで人間の体に馴染ませるかのように、ぐりぐりと動かし続けた。
「い、嫌だ…。怖い、怖い…」
作りかえられる。大きなものにねじ伏せられる。それがすっかり終わってしまったら、もしかして楽になるのではないかなんて、思ってしまう。
焦点の定まらない男に覆いかぶさるエイリアンの、生殖器の根元が徐々に膨らんでいた。
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