(!エロ注意!)
*****
口の中にプラムの舌が入ってきて、はじめは驚いていたティカルでしたが、プラムが「落ち着いて」というように頭を撫でると、大人しく彼の舌を迎え入れました。
次第に、舌と舌が触れあうと気持ちいいとわかったらしく、白い頬を真っ赤に染めて、ティカルはペロペロとプラムの舌にじゃれつきます。
そしてプラムは、ティカルがキスにすっかり夢中になっている間に、するすると彼の服を脱がせていきました。
ようやく唇が解放されて、ほぅ、とため息をついたティカルは、見下ろした自分が裸なのに気付いて、ぼんやりと首を傾げました。
「プラム?あれ?僕の服…」
「気持ちよかったか?」
プラムに尋ねられて、ティカルはこっくりと頷きました。服がどこに行ったのか、またティカルが尋ねようとすると、今度はプラムが男らしくバサバサ服を脱ぎ出したので、二人とも裸ならいいか、とティカルはのんきにそう思いました。
すっかりこちらも裸になったプラムは、寝転がっているティカルに覆いかぶさりました。
「ふふ、重いよお」
胸から、お互いの心臓の音が響いてきます。
「ティカルはあたたかいな」
うっとりとプラムがそう言うと、ティカルの肌をするすると撫で始めました。
ティカルは時々擽ったそうにしながら、負けじとプラムの大きな背を撫でます。
しかしプラムがティカルの前を触ろうとしたので、流石に驚いて声をあげました。
「ぷ、プラム、そこは駄目だよ…」
「どうして?」
ケロリとした顔でそう問う彼に、ティカルはおろおろと悪戯な手を握ります。
「だ、って…、人前でいじっちゃ駄目なんだって…」
するとプラムは愉快気に笑って、自分のものを二人の手に押しつけてきたのです。
「うひゃっ」
「俺はもっと触りたい。だから、ティカルも俺のを触ってくれ。そうしたらおあいこだ」
おあいこだったらいいのかしら。ティカルにはわかりませんでしたが、プラムがいいと言うならいいのだろうと思うことにしました。
ゆるゆるとプラムが動かすのを真似して、ティカルもプラムのおっきなそれを撫でてみます。するとプラムが嬉しそうに笑ったので、プラムが手を放しても、ティカルはせっせと、自分のとプラムのものを擦りました。
しかし、困ったことにそれは長く続きませんでした。気持ちいいことに不慣れなティカルは、あっという間に限界が来てしまったのです。
「んんっやぁ、あ、熱い…。助けてプラム」
何やらゴソゴソしていたプラムは、涙目のティカルの頬に口付けて、「よく頑張ったな」と褒めてくれました。
「も、もういいの?」
「ああ。次に進もう」
ぽんやりと首を傾げるティカルの太ももを、プラムが抱えあげました。
ほっそりした足の間から覗いた、ピンク色の入り口に、知らずにプラムの喉が鳴ります。
思わず性急に進めてしまいそうになったプラムでしたが、ティカルが「次って何?」と尋ねたので、はっと我に帰りました。
「ティカルの、一番奥が知りたい」
「僕の、奥?」
頷いて、プラムはティカルと繋がるための場所を指で撫でました。一度、びっくりした顔をしたティカルでしたが、プラムが真面目な顔で、丁寧に説明すると、おずおずと尋ねてきました。
「で、でも、プラム…。入るのかな?」
さっきまで触っていたのです。握りきれないほどの大きさのプラムが、普段閉じている場所に入るのでしょうか。ティカルは少し不安げな顔をしました。
「あぁ、だから、ゆっくりほぐすから。できるだけ、痛くしないようにする。
駄目か?」
その、駄目か?と尋ねる顔が、あまりにも切実で、ティカルは思わず頷いてしまいました。
ほっと息を吐いて、プラムはさっそく準備に取り掛かります。
実はさきほどゴソゴソしていたのは、この準備のために使う薬を探していたのでした。
指にたっぷりと掬い、ティカルの蕾に塗っていきます。
「う、う〜ん」
排泄に使う場所を、プラムに触られていることに、ティカルはまだ葛藤があって、変な呻き声が出てしまいます。
プラムは表面を柔らかく揉んで、やがてゆっくりと指を入れました。
「ぶひっ」
「大丈夫」
圧迫感に、ティカルの四肢に力が入ります。その腰を撫でて、太ももを撫でて、優しいキスを送って、しかしプラムは止めることはしませんでした。
欲しいのです。
プラムは、こんなにも何かを求めるのは自分史上でも初めてでした。
ニータと結婚するのが嫌で、彼女の力が及ばない土地を探していたプラムですが、しかしそれは切実な願いではなく、父のとばっちりで結婚するのが嫌だったというのもあります。
ティカルと出会うまでは、ニータと結婚するのも、仕方ないかと思っていましたが、今は違います。
「ティカル、ティカル…」
自分の体だけでは抑えられない、溢れる想いをプラムはティカルの名前を呼ぶことで吐き出しました。
ティカルはまだ、おしりの違和感に眉根を寄せていましたが、プラムの頭をきゅうっと抱きかかえます。
「プラム…。僕、ここにいるよ」
探しているように聞こえたので、そう言ったティカルでしたが、プラムは少し泣きそうな顔をして、ティカルの胸に顔を産めました。
「好きだ。愛している」
「ん…、僕も」
こっくりと頷くティカルの足を、再度抱えなおしました。
「すまない…ッ、少し、痛いかもしれない」
そういうと、ティカルはこっくり頷きました。
「うん…。プラムが痛くするんなら、我慢する」
「…ッ」
ひゅっと空気を飲み込んで、プラムはとうとうわけがわからなくなりました。
ティカルの声がずっと聞こえています。半分は泣き声だとわかっていましたが、どうにも止められませんでした。
「あ、あぅっあうウ…ップラム、プラムッ」
それにティカルも、止めてほしいとはちっとも思いませんでした。中にプラムが入り込んできて、体はひどく痛かったのですが、さっきも言った通り、それを与えるのがプラムなら、全部ほしいと思ったのです。
やがて、熱い火の塊がティカルの中に燃え始めました。
「ブひ、ひっ、あつ、熱いよぉプラム、ふぇ…っ」
プラムははあはあと息を荒くしながら、やっぱりティカルの名前を呼んでいます。
その首にしっかり抱きついて、ティカルは全身を震わせました。
「あっあっ、も、僕、へん…っ
だめ、へんになっちゃう!…ひぃんッ」
鼻が詰まってブヒブヒ言ってしまいますが、二人ともそれに構っていられません。プラムが大きく突き上げるので、ティカルの涙が枕に散りました。
「あぁあーッいやあぁあ!!」
そうひと際大きく叫んで、ティカルはふっつりと気を失ってしまいました。
同時に、ティカルの中に証を放ったプラムは、ティカルの横に倒れ込みます。
こちらもぜいぜい肩で息をしながら、重い腕を持ち上げて、汗で前髪が貼りついているティカルのおでこを掻きあげました。
そして次に、最中にずっと、ティカルの首元でシャラシャラと音を立てていた首飾りを見ます。
「ティカル…」
プラムの中に新しい目標が生まれました。
ティカルが、この首飾りがなくても、子豚になってしまわないよう。呪いを解く方法を探そうと。
*****