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ハピハロ


忙しくて1話だけの更新になってしまいました〜。
ハロウィンですね!エダとエドはハロウィン産まれの双子なので、なんとなく嬉しいです。

ちきうしんりゃく3

一年以上前のものをひっぱり出します。
ちきうに宇宙船が現れて、挑んだもののとっつかまって、謎のエイリアンに種付けされちゃうぅ〜!というお話の続きのようなものです。
びっくりなことに(?)まともに人が話します。


*****


ここに来てどれくらい経っただろう。
ちきうを守ることを夢見て、命を投げ出す覚悟で入隊し、訓練や、その他諸々の嫌なことにも耐えてきた。

それが、どうして、自分はここにいるのだろう。

「ひ、ひは…ア、あんっ」

「ふふ、…んぎ、ぅああ」

「・・・」

獣のような声が誰のものなのか、わからない。同期生のような気もするし、先輩なような気もする。皆、すでに正気はなく、呻き声の中に、かすかに笑いが混ざっている。

「あ、ぁっ、産まれる!!…ひん、ァ、あひぃッ」

時折どこかが騒がしくなるのは、彼らの身から這い出てくる異形の申告の声。これをしないと拘束に苦しめられ続けるのだ。

「…ッ」

その声に触発されたのか、尻の中身が蠢く。気持ち悪い。

「…くそっ」

口から悪態が洩れて、まだ人語が話せたのかと我がごとながら少し感心してしまった。
そしてその悪態は、隣にも聞こえていたらしい。

「ジョーギか…?」

「っ…コンス小隊長?」

隣とは言っても、我々の間にはしきりがあり姿は見えない。体も、例の肉のような壁にすっかり取りこまれていて、自由に動かせるのは口だけだ。

隣の部屋にいるのは、俺が所属していた隊の小隊長のようだった。

「まだ、正気を保っていられたんだな…」

コンス小隊長はほっとしているような、しかし果たしてそれは幸せなのかわかりかねるような声で言う。

「小隊長こそ…、驚きました」

「…おそらく、お前と同じ理由さ」

あぁ、と納得してしまう。
俺も、そして小隊長も、隊のメンバーから凌辱された経験があったということだろう。昔取った杵柄というが、不本意ながら快感の流し方のようなものが、わかってしまったのだ。

しばらく無言だったが、コンス小隊長は話し相手が出来て嬉しいのか、また話しかけてくる。

「ここで正気なのは、俺とお前しかいないようだ」

「そうなのですか?」

「お前、移動させられた事はないのか?」

「移動?ありません。ずっとここにはまりっぱなしですよ」

すると小隊長は、何度か移動させられたことがあるらしく、その度に正気を失ったものと入れ変えられ、徐々に右手の方向へ動かされたのだという。

「たぶんここが『端』なんだろう。何を意図してるのかはわからないが」

「…小隊長、腹は?」

堪らずに聞く。実はさっきから、久々の発声に驚いたのか、出てこようとしているのか、奴が活発なのだ。
息がはずんで、勝手に汗が出る。出てくるのを期待しているようで自分の体に腹が立つ。

「今はいない…。少し前に産んだんだがな。忘れられてるのかな?」

それなら嬉しいことこの上ないと、少し明るい声が聞こえる。「まぁそんなわけないか」と過度な期待を持たないように小隊長は鼻で笑った。

「お前は?苦しそうだな」

「はい…。もう、出るみたいで」

「我慢するな。さっさと申告してしまえ」

「ぅう、はい…、ん、っぅん、産まっ」

その時、呼んでもいないのにエイリアンが俺の前を通った。大声を出さなくても聞こえそうだと考えていると、奴は隣の、コンス小隊長の前に陣取る。

「なんだ、忘れられてなかったのか…、
ヒっ」

「しょ、隊長…?」

突然の小隊長の焦った声に、見えないというのにそちらを見る。

振動が伝わる。小隊長がもがいているのか。

「あ、あぅっ、ひぃ…助、け…ッ」

なんだ、何が起こっているんだ。見えない。あのエイリアンは何をしている。

「ジョーギ…っ」

「小隊長!し、しっかり!」

苦しげな声に、どうにもならないと知っていながら、もがく。
尻がよけいに疼きだす。

「すまな、い。もう、ッ駄目そうだ…ッ

あッぅ、アァあ、あっあっアッ、ひぎィーッ!!」

コンス小隊長から、それから人らしい言葉が返ってくることはなく、俺自身もいよいよ尻から出てきて、申告せざるをえなかった。

「んぁ、うんっ、産まれる!あぁ早く、取って…!ンンッ」

「アーッアー!ふむっんっ、んァアアー!」

正気を手放していくコンス小隊長の声を聞きながら、いっそのこと、自分も早くそうなりたいと、思わずにはいられなかった。



*****

書き終わって気付きましたが、人がしゃべると途端に暗い感じになりますね。エイリアンはもっとこう明るい感じがいいですね!!
お付き合いいただきありがとうございました!

ナッツ久しぶり!

ナッツがようやく出てきました〜!やったー!

次回作のお名前案を送っていただきありがとうございます!お返事は後日させてください。

魔術師ポジ


ナッツはまだ出せられませんでした〜。
それにしても魔術師ポジションはおいしいと思います。私もツンデレな魔術師になりたいです。

そして拍手コメントありがとうございました!返信不要ということで、この場で御礼申し上げます〜。


ところで気が早いのですが、次の話をどうしようかと考えています。
新しいお話の登場人物たちの名前がなかなか決まりません。(ここでいつも時間を食います)

ナッツたち豆類兄弟のように関連のあるような、でも名前として通りそうな(通ってるかな?)名前がいいのです。
ドレミファソラシド(ケモ攻)とか、いろは(ケモ受)は昔使ってしまったので、その他がいいですね!
もうしばらくナッツのお話も続くので、もうしばし考えます。
何か良案ありましたら、こそっと教えてくださると嬉しいです!採用できなかったらごめんなさい。

関連付けられる人数は最低4人。その他の登場人物は3〜5人くらいで考えています。

カミンアウ!


とうとう村の人たちに打ち明けました。というより皆さん気付いていたけど、ワサビが隠したがっていたので、いつ言ってくれるのかなぁ〜と付き合ってくれていたかんじです。

ワサビは生まれ育った村での待遇があまりよくなかったので、またあんなふうになるのは嫌だって無意識に思っていたんでしょうね。

長くお待たせしましてすみません!今回はナッツもベリーも出てきませんでしたが、次は出てくるはずです!
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