恋はミステリー

話題:本日の恋心模様

幼なじみが結婚した。そんな喜ばしい報告にうれしさを感じながら、どこかさみしくなった。幼い頃から一緒にいた彼女が長年つきあっていたひとと夫婦になった。変な感じだ。だけど、それが現実で、歳を重ねること。それでも、おめでたいことに変わりなく、末永くしあわせにと祈った。



むかしは、なにも考えず、おそれることなく挑めていたことも今は簡単には足が動かない。歳を重ねるごとに失われてゆくものを感じながらも毎日を生きていくしかないわけで。身近なひとの結婚は、ふしぎな気持ちと今の自分を見つめ直すきっかけを与えた。今のままではいけない、そうわかっていてもなにがいけなくて、なにがいいのかわからない。このひとでいいのか、このひとがいいのか。そんなこともまだわかっていない状態で、あたしは結婚を決断することも生涯を共にするひとを選ぶこともできない。
無邪気にフットワーク軽かった時がたのしかった。こわいものがなくて、簡単に怖じけづくこともなく、世間や社会に圧し殺されることもなかった。社会での生き方や立ち回りを学ぶたびに、あたしのなかから失われてく無邪気さ。おとなになることは、せつないことだ。知識や常識を身につけるたびに、からだは重くなってゆく。生きづらいせかいだ。


彼の考えてることはわからない。未知数な思考回路は、難解な事件のようにミステリー。相手の気持ちが手に取るようにわかるなら争いは起きやしない。あたしたちは、ちがう人間として出会い、結ばれている。なんの約束も契約もしていないけれど、一緒にいる。口約束だけなのに何年も離れたり、くっついたりしながら。尊いことなんだ、付き合うってことはと噛みしめながら、きょうもまた悩む。

さくらを見に行こうか

話題:本日の恋心模様

すっかりと春めかしくなった街は、さくら色に染まり、さむさを溶かした。いろいろとあっても時間は毎日ちゃんと過ぎてゆく。あたしを置いてきぼりにしたとしても、現実は止まることなく、あたしをあすへとつなげてく。

彼とは相変わらず、一進一退な感じで、よかったりわるかったりしている。時おり、感じる温度差に気づかないフリしながら、このひととあたしは生涯を共にするのだろうかとぼんやり思う。それでも、他のひととの未来は見えてこない。だからきっと、今はこれでいいんだと思う。

彼が職場のひとにあたしの話をして、いい彼女じゃんとうらやましがれたことを話してくれた。なんか、すごくいいなって言われたんだけどって、きょとんとした感じで話すから、彼には伝わってないのかとさみしく思いながらも、そういうあたしのがんばりみたいなところをちゃんといいじゃんと言ってくれるひとが身近にできたことは、彼にとって、あたしのことを見つめ直すきっかけになるのではないかと期待したり。あたしが友達に彼の話をすれば、口をそろえて別れた方がいいって言われるこのギャップは、もちろん彼には伝えない。

周りの結婚ラッシュも落ちつき、姪っ子の成長記録という名の動画や写真を見ているだけで子育てした感じになっているけど、やっぱり、自分の子どもはほしいなと思う今日この頃。

愛をさがしていた

話題:ひとりごと

今ほど、SNSが注目されていなかった5、6年前。あたしは、高校を卒業して、それまで高校に行くことでつながっていたひとたちと会わなくなり、連絡も月日を重ねるごとにすくなくなり、気づけば、疎遠。社会に出ると友達なんてつくれないんだなと思い、始めたのがSNS。当時は、今ほど、悪用されたり事件になることはすくなかったからか、いろんなひとと会っていた。今となれば、自分の危機管理力のなさに驚いてしまう。それでも、今もなお、つながっているひともいるし、すべてが意味なかったわけではないと思う。ただ、ほとんどのものは残っていないけど。
そんなことを思い出して、何度も待ち合わせた改札口、知らない街、知らないひと、なにもかもが新鮮で、季節ごとに変わる街並みがきれいで、キラキラとネオンライトはあやしく光って、安っぽいラブホテルのお決まりのタバコ臭さに包まれて、愛をさがしていた。なかでも、新宿はすきで。もう2年くらい足を踏み入れていないけれど、さむい冬空の下で見たCharaのCocconのプロモーションとか、大雨のなかびしょ濡れになりながらゴジラをみつけた時とか、東京にはたくさんの思い出が棲みついている。今はない、会えないひとたちと共有した時間が、時おり、フラッシュバックしては、もうあの頃には戻れないんだとかなしくなる。せつなくなる。なにかがなくなった、あたしのなかから。そんな気がする。





彼の職場のアットホーム感に嫉妬してしまう自分がいる。仕事ばかりと思いながらも、聞きたくもない女の先輩との話はつづいてく。あなたのそのくちを縫ってしまいたくなった。

夢はお嫁さんはいつまでも

話題:恋人との将来

周りの結婚ラッシュに面食らうし、焦る。笑顔で結婚報告を受けながら、頭のなかでは結婚してないひとを数える。25歳、独身。なんて嫌な響きなんだろう。独身?と聞かれることの多さに、もう少女でないことを実感させられる。彼氏いるの?と聞かれる方が何倍いいか。結婚したいし、こどもだってほしい。彼とできるなら幸せだと思っているし、したいなって思っているけど、現実はどうなることやら。
友人たちに他のひとを探した方がいいんじゃない?と言われるたび、しっかりと傷ついてから自分の将来か心配になる。このまま、歳だけ重ねちゃうんじゃない?って、言われた時には核心を突かれ、一発KO。もう、リングから立ち去りたい、試合なんてしたくないと思うくらいに怖じ気づいた。結婚だって、こどもだって、あたしひとりじゃどうにもできないこと。相手をその気にさせないといけない。催促してもこじれるだけだし、焦燥感からプレッシャーを与えても仕方ない。今はただ、彼にこの先も一緒にいたいと思ってもらえるような彼女になることがたいせつなんだと言い聞かせる。これが正解なのか、ただの自己暗示なのかはわからないけど、現時点では彼と一緒にいたいのだからがんばろう。

ただ好きなだけじゃどうしようもない。付き合うだけで将来性のない恋をしている年齢ではない。未来につながる恋を育てないといけないことを嫌でも自覚させられる。

恋と愛の境界線

話題:本日の恋心模様

喧嘩もなくうまくいってるなと思っていれば、別れられたって文句言えないぞとキレられたり、天気のように変わる彼の言動に振り回されながらも、ネガティブなことはくちにせず、穏やかに彼の話を聞きながら過ごしてゆくことが最善の策であることに気づいてから数ヶ月。一人暮らしも慣れてきて、それでも、やっぱり地元はだいすきで。彼の職場の女の話に嫌気が差して、あたしも話し方がわるかったけど愚痴は聞いてもらえず、挙げ句にキレられる始末。彼自身が満足のいく仕事をできていないし、職場の雰囲気とか人間関係に不満があるようで、イライラするのもわからなくはないけど、あたしが職場で起こった嫌なことを聞いてほしかっただけなのに苛立って不機嫌オーラ全開な彼に、このままでいいのかなと自問自答を繰り返しているあたしの気持ちなんてわからない彼のそういう態度は堪える。涙がながれて、地元に戻った方がいいのか、あたしたちは一緒にいてはいけないのかって思わされるくらいドン底に突き落とされた。それでも、話しながら解決に向かい、きのうもデートをした。

恋をしてる間は、嫌われたくないからといい顔して我慢して、円滑に回っているように錯覚したり、言い聞かせたりして、自分が傷つかないことを考えてばかりいた。愛になったら嫌われたくないという気持ちよりも相手を思いやることの大切さや些細なことでも寛容に許してあげられるようになる器を持てるようになれるのかな。そうならば、あたしの恋が、愛になる変わることを祈った。
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