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祈りに似たもの

話題:ケンカ

喧嘩するたびにすり減るものがある。これでいいのかという自問自答は答えのない問題のようなもの。ちいさなことがおおきなことになる。些細なひと言で気持ちがジェットコースターのように変化する。その降り幅が心をこわしてく。これでいいのかよりも、これがいいのか。今がいいのか、今でいいのか、今のままでいいのか。選ぶということは選ばなかったということとセットであるように、選べなかったことも人生にはあるけれど、恋愛の大半は自分で堕ちたり、幸福になれたりする。選んだのはあたしで、彼に選んでもらえたのもあたしだとあたしは思っていたい。彼にとってもそうであればいいと思う。不幸になるために一緒にいるのではなく、つらいことも一緒に乗り越えて笑いあうためにいるのだと信じたい。かけ違えたボタンはちぐはぐに絡まっていくばかり。

ただ、これがあたしだけの独りよがりの願いなら、それは地底に墜落していくような悲しさで、独りよがりほどさみしいものもなく、おなじ空間にいてもおなじものをみても、たべても、心が通わない。ふたりなのにひとりよりも孤独なんて、空しい。

つらくてもいい。それが必要な試練で、ふたりが笑いあう日々へとつながっているのなら耐えられる。ひとりでがんばっても、道化師になるばかり。自分から思うべきことではないけれど、たいせつにされたいし、あいされたいと思ってしまう瞬間がある。せつない、ほんとうに。あなたの気持ちは不透明、あたしの気持ちは伝わっているのかな。

また会う日までのお別れ

年が明け、1週間も経たずして祖母が亡くなった。最後に会ったのは数年前。げんきだった頃は入れ違いでタイミング合わず、会うことができなかった。入院してからは体調わるい姿を見せたくないからとお見舞いに行くことを拒まれ、会う機会を失っていた。経過は良好だと聞いていたのに、突然の訃報。告別式にて数年ぶりに見た祖母は、とてもちいさなおばあちゃんになっていた。あたしにとっての数年と祖母にとっての数年はおおきな違いがあることを実感した。時間は平等にながれているのに、病はそんな平等を打ち砕き、命を奪う。数年会わなくても幼いころに過ごした祖母との思い出はたくさんあり、あたしが孫であったのはたしかなこと。たくさんのお花に囲まれて、祖母の人生は幕を閉じた。

入院していたとき、祖母はおなじ病室や食事のときに一緒になる患者さんに意地悪なことを言われていたという。怯えた祖母のげんきはどんどん奪われ、声さえ出さなくなった祖母の話を聞いたとき、世の中にはそんなひどいひとがいて、祖母の最後の記憶がそんななんてあんまりだと悲しくなった。世の中が今よりももっとやさしくなったらいい。やさしくなってほしい。そして、どうか天国では、自由に笑顔で過ごしていてほしいと願った。おやすみなさい。また天国で。

2020

話題:あけましておめでとうございます

明けましておめでとうございます。昨年は、あたしの拙い言葉を読んでくださり、ありがとうございました。今年もよければ、読んでくださるとうれしいです。今年もよろしくお願いいたします。皆さまにとって、すてきな一年であることを祈っております。



休みも終わり、一時停止されていた通常の日常が再開されてゆく。なにも変わらない日常は容赦なく、現実をみせる。年末年始はあっという間だった。たのしいことは一瞬で過ぎ去り、きのうのコピーのような日常は果てしなく繰り返される。交換する年賀状は家族だけの2枚となった。スマートフォンで交換するやりとりも年々減ってゆく。返信の来ないものに今年も関係が終わってしまったと新年早々ブルーになりながら、母が絶えず出すおせちやおもちを食べてけんきになる。おいしいものを食べて、飲んで、平凡に生きていられればいいと思うくらいには回復する。単純さも必要だ。

引いたおみくじの恋愛に破滅すると書いてあったことを思い出す。これで中吉なのかと感心する。破滅してしまうのか、あたしたちは。それとももう破滅へと向かっているのか。おみくじではあるけれど、破滅という言葉のインパクトの大きさがどうにも引っかかる。

休みには、姪の子守りを2日間した。2歳になり、体重も増え、ありあまる元気に翻弄され、たった2日間の子守りでさえ筋肉痛になる。たまにしか接しないからなのか、自分の体力の低下なのかわからないけれど子どもを育てるなら若いに越したことはないと実感するあたしも27歳でそろそろ、結婚とか子どもとか考えてもいいのかなと思いつつも、その前にある課題を解決していかないと将来への道のりは長く険しい。子育てにはお金がかかる。妹夫婦の経済状況を聞きながら、あたしたちは働きながら子育てをするしかなく、そのときの女にかかる負担を考えるとそれだけでげんなりしてしまう。この状況に実際、対峙したときやさしさなんて持ち合わせていられるのだろうかと予想はネガティブになっていくばかり。それでも、子どもはかわいいしとループする。今年は将来のことも考えながら、進めいきたい一年である。
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