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なにもなかったように

暗いはなし。
pass:1212

いつだって女でいたい

話題:うふふ、いえい

こんな話題を使うってことは、もちろん恋人のことではなく。ソープ行った後ろめたさからか毎日のように外食やらデザートやら買ってきてはご機嫌をとろうとしたり、罪滅ぼしのような自己満足の行動が余計にソープへ行ったことをつよめる。いやだな、こんなことしないでほしい、行ったことを素直に反省して謝ってきてほしいという願いは叶う気配すら運んでこない。そんな彼に触られそうになると拒否反応が出てしまい、やんわりとかわしてしまう。そもそも、期間は決めてないがセックスするのはやめておこうと決意しているのもある。気持ち的にも病気的なものもなにもかも処理が追いついてないから整理できるまではと毎日をやり過ごしている。



そして、久しぶりにドキドキしていることをひとつ。あたしは、昔よくライブに誘われては通っていた時期があった。若さゆえのフットワークの軽さから彼に会いたいという目的もあって、特にご贔屓していたバンドマン。そんな彼とは、ライブ以外でも会ったり、手紙交換したり、ピックもらったりとほんのり恋心を抱きつつもバンドマンだしと一線を越えそうになった時を最後に関係がなくなった。それから、6年くらいが経って、もちろんなんの音沙汰もなく過ごしていた。たまたま、なぜか彼の名前を検索したら、アカウントがあって、彼がまたバンドマンを始めたことを知って、丸くなった身体や老けた顔、なによりも結婚していることに時間の流れを痛感させられた。さみしい気持ちはあったものの、恋していたわけでもないしと久しぶりに彼の演奏動画をみたら、いとも簡単に当時の記憶を呼び起こしてしまい、気持ちや感覚が当時にタイムスリップしてしまった。ドキドキする、かっこいい。擬似恋愛のような感情の高ぶりがうれしくて、覚えていないであろう彼のアカウントをフォローしてしまった。今朝、フォローが返されていて、覚えているかはさておき、やっぱり、うれしかった。

あたしは、諦めていたんだ。恋人のソープ問題を許す、黙認するとか彼にされた責任転嫁を受け止めてしまっていたことに気がついた。都合のいい女になっている。家政婦のように毎日家事をして、彼の機嫌をうかがってソープ行ったのかも聞けないくらいにあたしたちの関係は上下関係ができていた。もう彼しかいないとどこかで決めつけていたのかもしれない。26歳で、今つき合ってるひとと結婚するのがいちばんだと思っていた。けれど、それは決まった人生ではないし、あたしが方向転換させれば、いくらでも可能性は増える。周りのひとたちにもっと探したほうがいいと言われるのはこういうことなんだと。

まだまだ別れるとかそういう段階ではないけれど、あたしのなかで彼のソープ問題をどう処理できるのか、経過観察とともに彼を試すのが今のあたしの最善である。


女は、いつだって女でいたい。わすれたくない、女であることを。

きみの目に映る世界は

暗いはなし。
pass:1212

螺旋のように思考はめぐる

話題:自分の気持ちがわからない

彼がまたしても風俗に行っていた。あたしが実家に帰っている日と仕事だと言っていたきのう。考えてもどうしようもないのに考えてしまう。風俗に行くのは、性処理目的だけと男友達は言い、ネットで調べても行く理由は、ありあまる性欲ようなことが羅列されていた。仮にそうだったとしても腑には落ちない。黙認するのか、別れるのか、そのふたつしかない選択肢がかなしかった。彼の風俗問題を考える度に苦しくなる。底のない沼に足を滑らせたような、身体中が苦しさで窒息しそうになる。

2年前くらいから始まった風俗や夜遊び通い。最終的には、ソープに通うだけになったけれど、それをいいとはもちろん感じない。あたしとの行為に満足していないのだろう。性欲の差は仕方ないと割りきりたいのに割りきれない。情けなさでいっぱいになっては、涙さえ流れることはなかった。彼は言う、お前がこれまでに俺の気持ちを汲み取らなかったから、支えてくれなかったからこうなったんだと。グチグチ言うのもまた男をそういうところへ行かせるんだと堂々と。きっと、彼にとって行くことに問題はなく、今までの仕返しだというくらいに軽く考えているのだろう。責められないように、過去のことを掘り返しては、お前がわるいんだと責任転嫁させる。その度に、あたしは彼のことがよくわからなくなる。
風俗に行くことを百歩譲って認めたとしても、それをあたしのせいにすることがあたしは嫌だった。どんな理由があれ、行く選択をしたのを自分なわけで、最後まで行ったことに責任を持つべきだ。それをしないから中途半端で、余計に深く傷つける。それは、風俗に行かれる彼女の気持ちを彼はまったく考えてくれないことの証のように感じてしまうのが苦しかった。
開き直れば簡単で、あたしが彼以外のひとと関係を持つことは容易い。それを知った彼は、あたしを責めることはできず、堂々巡りのように悪循環だけが螺旋のようにつづいてゆく。

ネットや職場のひとと浮気されるよりかは、利害関係のある風俗に行くほうがマシなこともわかる。理屈はわかっても生理的には理解できていない自分がいる。行かないひともいるから、そういうひとを探せばいいんだよと言われる。風俗行くから別れるのか、行かないから付き合うのか。こんなことも付き合いつづけてゆく理由として必要なことがかなしかった。

彼だけではないと思う。恋してくれたひとたちのことがよみがえる。戻れない過去に恋しても取り戻すことはできない歯がゆさを抱えながら、彼とこのまま一緒にいるべきなのかを考える。わからない、わからなくなる。すきなのに、すきだから苦しくなり、悩む。風俗行くのならもう、あたしを抱かないでほしいと思った。他で吐き出せるのなら排他的な気がした。

砂時計

話題:ひとりごと

母方の祖母の調子がよくないことは知っていた。実家を離れて2年。その間、休みの関係や祖母の体調の問題から会えずにいた。最近も体調を崩したと母から連絡を受け、会いにいきたいと伝えれば、ほとんど病院みたいだからと言われ、話は宙ぶらりんになっていた。母から祖母の容態が急変し、危ない状態になったと連絡が入ったのは夕方だった。今度こそは会いにいかないとつよく思った。

祖父が亡くなったとき、仕事や恋、遊びと夢中なことがたくさんあり、亡くなる1ヶ月前くらいに定期的に会いにいっていたのをやめていた。入院をしていた祖父。お見舞いにいこうとすれば、元気のない姿を孫にみせたくないからと会えず、一時退院もし回復してると思った矢先、祖父は亡くなった。あたしの誕生日の前日に。会えなかったこと、叶えられなかった約束の数々、後悔しか残らず、未だに思い出しては泣けてくる。
こんな後悔をしたくないからこそ、あたしは仕事や恋人よりも家族や親戚をたいせつにしたいと優先しようと決めている。恋人もたいせつだけれど結婚してない今はまだ他人。別れることだってあるだろうし、未来の話をしてくれない(もはや、嫌う)彼は現段階では優先順位は低い。定期的に実家に帰ることも独身の友人たちはよくしていて、それは家族だからというつながりをたいせつに思っての行動であることも知っている。

祖父にもみせてあげれなかった花嫁姿やひ孫を祖母にもまたみせてあげられそうにない自分が情けなかった。父方の祖母は結婚しないの?どうするの?とうるさく尋ねるので煩わしさを感じたりもしているが、母方の祖母はそんなことよりも今の彼とのことを心配してくれていた。結婚やひ孫なんてきっと見られたらうれしいくらいで、なによりも娘である母やあたしたち孫が幸せであることを願っていることを知っているからこそ、あたしはやっぱり情けなくなる。彼とこのまま一緒にいるべきなのかと。こんなにも大事に考えてくれているひとたちがいるのにも関わらず、あたしは真逆の方向へ進んでいる気がしてならなかった。

命は、砂時計のようだ。生まれたときに決められた砂の量を落としながら生きていく。順番なんかなく、すべては神のみぞ知る。終わりがわかっているのなら覚悟はできると思っていたけれど、いざ宣告されても覚悟などできるはずがなかった。
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