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嘘は、本当にはならない

話題:本日の恋心模様

長い歳月をかけて、間違ったしあわせをおぼえているのかと心配になりますとメッセージが送られてきたのは、なにもない休日の昼下がりだった。彼とは何年かSNSだけでやり取りをしている。あたしよりも10歳以上離れているからか、相談事に対してのアドバイスは大人な意見ばかりで、不意を打つような言葉の数々は盲点だったり、痛いところだったり、学ぶことばかり。育ってきた環境や過ごしてきた時間の一部を断片的に俯瞰して聞いてくれる彼からするとあたし自身の信じる価値観の歪み、しあわせの意味の履き違えに違和感を抱くらしく、もう少しわるい子になってもいいと思うと感想を述べるのであった。誠実さや一途さは、そうしてくれる相手のみにするものであり、受け取ってくれないもの、踏みにじるようなものには、やさしさなんて持つだけ無意味で、人生という時間の無駄遣いだと指摘する。
ほんとうは、わかっている。惰性で続けることに価値がないことも、そんな時間がないことも。それでも、行動できないのは、しあわせの意味を知らずにおぼえてしまったあたしの変な期待と手を伸ばせば届く可能性を見てみぬフリしてしまうからだ。自分にはそんな力がないと決めつけ、身動きが取れないところに自分を勝手に追いやっている。


夢を見た。想われて愛される夢を。知らない男にやさしくされて、大事にされる。目が覚めて、かんじたことのない柔らかさに包まれる。全身で、わすれたくないと夢の中の体温を思い出す。そこには、長い歳月をかけて崩壊された愛の真実があった。
愛されたいと思った。そのやさしさにずっと包まれていたいと。夢が覚めなければいいのにと思ってしまった。気づいてしまえば、一瞬で崩壊してしまう張りぼての愛の箱庭。うそは、ほんとうにはならない。

堂々めぐりのこじれ暮らし

話題:うまくいかない

恋愛指南のような記事を書いていた人だって、不倫されたりしてしまう世の中で、気持ちをつなぎ止めるような恋なんて、終わらせる以外に方法はないと思わされるような顛末で、恋愛ってのは頭で考えるよりもほとんどは感情論のように思えた。

喧嘩をするつもりはないのに、 当たられては勃発しそうになっても反論しないのは、そんな時間が無駄でしかないことを悟ってしまったから。必要な話し合いはするとしても、一方的な感情をぶつけられても抱えることなんてできやしない。同棲してからも、する前からも口癖なお金がないは直す気もないようで、そんなマイナスな言葉ばかり嘆いているからストレスも増幅するのだろう。お金がないと嘆き始めたら最後、なにを言っても言わなくても当たられる。そのたびに、自分は彼の捌け口でしかないように感じては惨めになる。浪費癖があるのもそうだけど、実家を出てから出費の多さやこんなことにまでお金がかかるのかと自分たちだけで生活してくことの大変さに面食らっているようで、奢られて当たり前とも思っていないあたしでもあからさまなお前の分は出したくないオーラ全開は気分がわるい。彼は、ひとりで生きてく方がしあわせなんじゃないかと思っても、一緒にいることをやめようとするあたしにはそういうことするのやめろと言う。自立したてゆえに、まだ自分たちの力だけで生活してくことに慣れてもいないし、初心者すぎて身構えているのだろう(と願いたい)。お金のことだけにシビアになりすぎて、一度は折半で買うことの決まった台所の給湯器をのことにも乗り気じゃない。この冬の洗い物を水でやるにはそろそろ限界だと思うのに、俺は水でも油汚れも落とせるし、冷たいのは平気だから折半で買うことには納得していないと言い出した。俺は平気とか大丈夫は、便利な言葉だなとつくづく思わされた。ルームシェアしてるわけではない、同棲していることの意味をわかっていてほしい。「結婚するかわからない人に費やす時間は25歳のあたしたちにはないんじゃないかな?」と言った、友人の言葉を思いだし、彼との生活を考えた。

すきって言ってよ

話題:本日の恋心模様

肌寒さを感じると冬なのかなと思い始める。気づけば、11月も終わりそう。彼とは喧嘩までいくようなやり取りはないものの、やはり、どこかで不満を感じているのだろう。ちょっとした言い争いは何度もある。彼の子どもっぽさに耐えながら、喧嘩することの労力を感じるようになった近ごろ。歳を取ったなと体力の回復も遅くなったなと気づかされた。
彼と話していると意図的ではないのだけど、冷たかったり、嫌味なようなことを口にしている自分に気づく。反省すること、多々。言い争いの原因にもなっているであろう、あたしの言動を見直さないとと反省会をしている。もっと、こう言えばよかった。こうしてあげればよかったと。失敗したことは戻らない、次に活かそうと前向きに。彼もひとりで反省会してくれてたらいいのにと思うのは、わがままなのだろうか。日常のなかで何度もすきと言ってしまう友人たちカップルの話にあこがれる。同棲してから一緒にいることが日常になり、ときめきは生活の一部のように溶けていく。前のような、待ち合わせして、お泊まりしてみたいな非日常的な体験もたまには刺激的でいいのかもしれない。セックスの時しかすきって言わないのは、さみしいものだしと本音をこぼしながら、きょうの夕飯を考える。

きみはいつもぼくのせい

話題:冷めた気持ち。

愚痴です。







何度目の喧嘩なのかわからないやりとりにため息がこぼれた。フルタイムで働いているのはおなじでも、職場環境のちがいから彼は帰りが遅い日がつづいていた。同棲する前に決めた家事の分担を彼は仕事が忙しいから時間がない、疲れた、休みは休みたいと言い訳をしてなにもしなくなった。せいぜい、お金にものを言わす感じで、外食に連れてってくれたり、お惣菜を買って、休みの日の夕飯作りはしているくらい。洗い物くるいはすると彼が言っていたので自分の食べたものくらいは遅くても洗ってほしいと主張するあたしに対し、夕飯の洗い物を夜やらなきゃいけないこともない、次の日の仕事から帰ってきてから時間のある方がやればいいと主張し、もっと労ってほしいと怒り、お前はおかしいともう無理だと家を飛び出した。実家だけには帰らないと言っていた彼は、結局実家に帰っていた。そこから、延々と出ていけとラインを送り、お前が出ていくまでは帰らない、いつまでも住みつづけるなら強制的に荷物をまとめさせるとか、話し合いたいから実家に行くと言えば迷惑防止なんちゃらで警察を呼ぶ、二度と俺の家族と関わるなと脅された。呆れながらもこんな形で出ていくのは府に落ちないゆえに、なにがそんなに嫌なのかもわからぬまま謝りつづけ、帰宅してきた彼にもさらに謝ったものの、やっぱり、府に落ちなかった。

人はだれしも生まれ育った環境があり、それが主軸や基盤になったりするもので、そういう習慣を身につけながら社会に出て、いろいろな人と出会い、さらに学んでいく。そのなかで、家事や生活というものは、自分がいた家庭をお手本としやっていくものだとあたしは思っている。ゆえに、あたしも押しつけていたところもあったのだろう。あたしの家はこうしていたと細かく言っていたのは悪かったから改善しようと思うものの、根本的な概念がちがう場合はもうどうしようもないのだと実感させられた。
どんなに仕事で忙しくても嫌々ながらでも家事をしてくれた母を見てきたから自然とめんどくさくても今日のことは今日のうちにが身についたあたしと相反するのが彼の家。仕事で忙しいからやらない、時間があってやれる方がやればいいスタイルゆえに、彼の実家の部家はゴミ屋敷でめんどくさいからとゴミも捨てず、掃除機は何年もかけず、部屋全体が大きなゴミ箱だった。家族が共有する部屋は休みの日に親がやっていて、彼曰く、親は家事が好きだからいいんだという理論であった。結局、彼は実家にいた頃から家事の一切をやらず、たまにごはんを作ったことを俺も家事をしていたと主張していただけだった。
こんなにも環境や価値観がちがえば、衝突することは増えてくばかり。どちらかは必ず、気に入らないがステータス。彼は自分の家のスタイルを世間一般の当たり前のように語り、あたしをおかしいとか細かいとか挙げ句には精神病と揶揄した。もっと、視野を広げろ、人と関わってこなかったから偏るんだ、よわいんだと洗脳するかのように言ってくるが、芯がなかなかブレないあたしは彼のことばを右から左へ聞き流し、内心は自分こそ自分の家のスタイルを信仰しすぎと呆れていた。

結局は、次、喧嘩したらあたしが出ていくと話しなにり、喧嘩しないようにがんばればいいと言われた。彼といると楽しさがない。出ていってもいいように思ったが、母がもう少し様子見してみたらと言うので、そうしてみようかなと思ったものの、彼と話しながら出ていってもいいなと納得した自分がいて、彼と離れても多少の寂しさがあったとしても未練や後悔はなく、清々しく地元に戻れそうだなと確信した。次、喧嘩したら別れる。彼だけに都合のいいそのフレーズに嫌気が差しながら大人になるってつまらない。もっと自由に息をしたい。
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