誤字報告ありがとうございました!
シリアスな場面の誤字って、痛い!ホントすみません!!
煉鬼の長い長い指が、臣の中に這入っている。
「ひ、っん!…やぁ」
もじもじと青年の腰が揺れる。角の生えた男はニタリと笑って、臣が無意識に当てようとしているところを擦ってやった。
「ふぁッ!んんっんっ!ぁうッ」
背が突っ張り、体がおもしろいように跳ねる。
なんとか雷のような快感をやり過ごした臣は、うっとりと鬼を見つめた。
どうした?と煉鬼が聞くと、恥ずかしそうに目を逸らすのだが、きゅ、きゅ、と引き絞られる指の意味を鬼はとっくに気づいていた。
「黙ってちゃわかんねぇだろ?止めたいのか?」
「だって…っ、ぁあん!」
口を開くのを見計らって指を動かせば、くねくねと腰を揺らして堪らないとばかりに眉が寄る。
その後少し、鬼がどこも動かさずに待っていると、とうとう耐えきれなくなった青年は懇願を口にした。
「ぁ、もうッ…入れて、ッ入れてください」
きゅぅうっと煉金の指を引きちぎりそうなくらい締め付ける。そろそろいいだろうと、鬼も快く頷いて指を抜いた。
何もなくなったそこは、さびしそうにパク、とゆるく開いている。これを本人が見たら卒倒しそうだな、と思った。
足を抱え、挿入する体制を整える。
臣はようやく与えられる煉鬼のものに期待のせいか小刻みに震えていた。
先端を飲み込ませる。
「あっ、あぁッ…!」
それだけでも頭を振って喜ぶ臣に、急にいじわるがしたくなって、煉鬼は自分たちが被っている布団をばさっとめくった。
「??」
「見てみな」
隣を顎で指す鬼。つられてそちらを見た青年は、「ひっ」とひきつった声を上げ、連動して穴も締まった。
視線の先は、隣で寝ている少女。臣の妹だ。
「忘れてたろ。途中から、声を抑えてなかったよな」
「や、…やッ抜いて…!」
恐慌状態のように臣はぶるぶる震えて、腕で煉鬼の肩を押す。
幸い、タミは深く眠っていて起きていないが、これ以上のことをされてしまったら、本当に起きてしまいそうで、臣は嫌々と首を振った。
「さっきは入れてで、今度は抜いてか」
くくっと笑って、煉鬼は中の締め付けを物ともせずに少しだけ身を進めた。
「ひぃいッダメ…!だめぇ…ッ」
頭が混乱してしまっている青年は、ふりふりと腰を振って、なんとか雄を抜こうとしているようだ。
だがそれを鬼が容認するはずもなく。
「口を塞いでやっから、気張んな」
言うが早いや、臣の唇を己の唇で塞ぎ、一気に、潜り込む。
「んふぅうゥウウーッんンッ…ッんー!」
びゅく、と押しだされるように、臣が達した。
それをひどく満足そうな顔で煉鬼が見下ろす。
結局その後も、臣が5回、煉鬼が3回ほど出すまで、二人は繋がったまま、励んだそうだ。
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ドキドキすんね!隣に誰かいるとか!
「だめっ子供が起きちゃう」というアレもロマンがあると思いますはい。