話題:恋って難しい

視聴者に任せるエンディングや悲恋なども好きではあるが、やっぱり王道なラブストーリーやハッピーエンドは気持ちを上げてくれるし、たのしい。近ごろは、羽海野チカ先生と宝井理人先生以外の漫画を買うことはなかったけれど、気になる少女漫画を買ったら、それが当たりで恋っていいなと思った。

恋ってなんだろう?素朴な疑問が込み上げた。あたしは、彼に恋をしているのだろうか。長い歳月を共にしていれば、恋という感覚よりも愛やいとおしさに変わるのだろう。過去にしてきた心を掻き乱されるような想いをしながら恋をしたのもまたいい思い出で、あたしにとって、恋は活力で、生きる源だった。それなのに今は、恋をして一緒にいたいと思って同棲してる彼に対して、不満や疑念、信頼さえできない状況。これはよくない、恋じゃない。
だいすきな小説でもあり映画でもある、スイートリトルライズのなかで「この家には恋が足りない」というセリフがある。あたしの家もこうなのかもしれない。恋が足りないだけなのかもしれない。何度もの裏切り、うそに悩み、泣かされ、つらく苦しい日々を重ねても彼と一緒にいるのは、執着のようでもあるが、好きという気持ちがあるからだろう。うそや裏切りさえなければ、彼のことを信じられ、軽蔑することはなかった。他の女の人とお店であっても利害関係があっても、許せないものは許せない。けれど、これからの彼を信じていたいし、彼のあたしだけが好きという気持ちにうそがないことを疑いたくない。

それでも、グチグチ言いたくなってしまう。そういう時は、黙って抱きしめて話を聞いてほしいのよ。