話題:ひとりごと

最近、ひさしぶりに友人と会った。会うまでは断ろうかなとおもうくらいの面倒くささに駆られていたくせに会ってしまうとまた会いたいとおもう。この面倒くさがりをなんとか奮い立たせているからあたしは紙一重で友人を失わずにいるのだろう。

気づけば、6時間も話していて、なにをこんなにとおもうものの、中身はそんなにおぼえてない。そんな空気のようにかるい話をして、たまに重たい話で沈みかける。意外とバランスがとれている。結婚したり子育てしたり、それでも別れがあったり。子どもを生んでから子どもがすきじゃないことに気がついたという彼女のことばの重さ。理想と現実の狭間で、あたしたちは諦めたり、踏ん張ったりしながら大人になっていくしかなくて、そんなときに会う学生時代の友人は当時にタイムスリップしたような感覚をもたらし、あたしに空気を入れてくれる。沈みかけたあたしに空気を入れてくれる存在をこれからもたいせつにできたらいいなとおもった。