話題:ひとりごと

9月になるとあっという間に12月まで流れてゆく。いちばん好きな時期だ。暑さが徐々に肌寒さに変わり、着るものが1枚増えるごとに秋や冬を肌で感じる。12月になれば、また1つ歳をとり27歳になることを考えながら、家族や恋人への誕生日ラッシュにプレゼントを思案する。肌寒さは好きだ。せつなくて泣きそうになるくらいに。


唐突にヴァイオレットエヴァーガーデンの映画を観に行こうと思い立ち、予約をする。アニメも観ていたし、予告を観てから惹かれるものがある。アニメ好きでもあるあたしにできることをすればいい。それぞれがそれぞれのやり方で支援していければと願う。

昔は、お金がないからといちばん安い方法を模索していた。今だってお金は大してないけれど、好きなものに使いたいと思うようになった。ファンのひとたちが何度も映画を観たり、グッズを購入したり、聖地巡礼をしたり、ちいさなことでもなんでもそのひとの想いがこもっていればすべては愛につながる。好きなものに使えばいい。大して仲良くもないのに誘われれば行っていた付き合いを断ることを覚え、さみしさからと続けていた都合のいい関係を終わらせた数年前からあたしの意識改革は始まっていた。いちばんは自分の生活が大事であり、それを軸に好きなものを選び、買うことが今のあたしにはできる。林真理子がエッセイでよく本は売れないがブックオフなどの古本屋は売れ、図書館に通う人が増え、作家は大変だみたいなことを書いているように安いほう安いほうへ流されてしまう心理もわかるけれど本当に好きなものだけは買ってもいいのかなと考える。そんなあたしも林真理子の本は何冊しか買っていないし、図書館で借りてばかりいるが借りたもので気に入ったものは書店にて購入する。気に入ったものを買うことはわるいことではない。もちろん、無理のない範囲ではあるけれど。 好きなものがしあわせであればと願う日々。