昨日は再開した元アルバイト先の店長、現役キッチンカーの店主に会いに行ってきました。



いやもう懐かしくって懐かしくって。覚えててくれたこともうれしいですけど、何よりあの人が元気でいてくれたのがうれしい。と言うことは、この長い年月をちゃんと生き残ってこれたということだから。
私もこうやりたいなぁ。あの人みたいに自由に生きていきたいなぁ。

そのお人と話してると、案外肩の力が抜ける。というか、あの人は勢いとノリで全て決めて突き進むタイプだった。

「えーーっ。そんなに貯金あるんやったらもうお金とか借りずにやりよ!」
「いや、機材だけで吹き飛ぶ値段ですけど…。」
「最初から借金したら首回らへんくなるで! ほら、この間あそこのパン屋閉ったやろ。」
「あ、そうですね。」
「あれ、借金返しきられへんかったからやで。」
「まじですか。」
「うん。一番最初に一億借金して返済しきらへんかったみたい。」
「うおあ。いやまぁ、800万も一億もかわらないか…。」
「実績ないとお金くれへんのはいっしょやし、それだけあるんやったら借金無しで始められるやん! そしたらもう誰も文句なんか言わへんで!!」
「う、いやまぁ、そうだけど、」
「なんや。売れる自信ないの?」
「ありますよ! 作って売れば、絶対反応が返ってくる!」
「じゃぁやろうや!! いっしょにやろうや!」

だって。相変わらずこの人は人をその気にさせるのが上手だ。
問題山積みでどっから手を付けて分かんないんですけど、とりあえずは目標が立った。春にイベントで一回、どれだけ売れるのか試してみる。店からは利用してもいいよと許可が出てるし、…今のシェフは、そういうところが寛容だから助かる…。
応募は冬から始まるから、とにかくそれに間に合わせるように今ある機材で写真とデザインを作って、応募して、結果が帰ってきたらそこに合わせてチラシとかの準備をする。とりあえずのところはイベント出店のみだから、ショップカードよりもチラシかな。まぁ、両方か。
出るイベントは枠が広くて緩い場所をいくつか教えてもらったんで、そこに応募はがきを…。

いやホントに昨日、その方向で計算してたんですけど、そしたら多分200万ぐらいで準備が整うんですよね。うち100万円分の資源は機材を買って使う場合の資源と一緒ですから流用可能だし、あとの100万のうちの半額程度が場所に支払う金で、もう半分が運転資金。材料費交通費光熱費水道代…。そしたら資金の大半は生活と資金のめどが立つまでの予備資金にとっておける。今すぐできるかも、しれない。いや流石にこのクリスマスは今の店で乗り切るけど!!



果たしてこの手は間違いじゃないんだろうか。機材を持った方が、一回で製造できる量の桁が違う。でも、そうしたら支度金も桁が違うわけで。一般の機材で耐え切れなくなるまでやったほうがいいんだろうか。そうなんだろうか。誰もがそっちを推すんだけど、本当にそれで合ってるんだろうか。あああ、踏ん切りが…。でも、もたもたしてるとイベントの募集期間も終わっちゃうし…。ああ、だから勢いって大事なんだなぁ。