最近の彼




最近の彼は…やさしい。



この間、彼が冷たい周期に



彼の仕事帰りが遅い日があって…



また、いつもの様に(彼が冷たい時期)



自分の存在を消したくなった私は



片付けをして



車で近くのスーパーへ買い物に行った。



家の中をガラーンと片付けて



私の存在は無いかの様に



殺風景にした。



そんな時の私は



断捨離に逆上せていて



後先考えずに



色々な自分のものを捨てる。



流石に、本当に必要な物は捨てないが



要るか要らないか?



迷ったものは…だいたい捨てる。



そして数日後



『あれ、もしかして捨てた?』



逆上せている時の記憶は



本当に曖昧で



少し探してしまう。






そして、仕事から帰った彼は



私の物が片付いている事に気付き



私を探していた。



買い物していた私は
携帯を車に置いていて



彼の着信に出なかった。






そんな時、帰宅してみた彼…



あまりにもガラーンと



片付いている部屋を見て



私が出ていったと思った様子。



そんな事を思わせるつもりも無かったが



案外、それが良かったのか



それ以来、彼は優しくなった。



この優しさが



いつまで続くことか…












気の迷い




色々な事をやり過ごし



色々な出逢いもあり



色々な彼と出逢い



色々な自分とも出逢った。



1日に何度か変動する彼の精神に



疑問や腹立ち

怒りや悲しみも…増えた。



今ある現実は



全部、自分が選んだもの。



彼を責めるのも
他の誰を責めるのも



ちがう気がする。



ただ、最近の彼を見てて思う



あの時の私の行動は



一時的な気の迷いだったかな…と。



少しずつ



目が覚めてきた気がする今日この頃。











尊い普通




最近…私の心は不安ばかり。



私には話さない事情が彼にはあって



それがうまく行かないと



人間が変わる。

いや、人格が…変わる。



そんな彼の精神状態が良くない時



ナイフの様に尖る彼の刃先を



私はチラチラと目で追って



溜め息をつく。



「何を考えてるのだろぅ」



そう思っても…



こちらから聞こうものなら



刃先が暴れそうで怖い。



そんな日々に時々疲れて…



私の精神まで危うくなることに



彼は気付かない。





ある人に



『寂しいでしょ?』



問いかけられて



ハッと思った私は



問い返した。



「なんで…わかるの?」



すると…





『幸せそうじゃないから。』



と言われた。



「確かに…今、幸せでは無いかな。」



そう答えると



『今、何が欲しい?』って…



欲しいもの…

今、私が欲しいもの。

『普通かな。』



ごくごく毎日の普通が欲しい。



尊い普通が…



たまらなく…恋しい。



恋しい。














来る日も来る日も…




また…



今日が…



終わる。



泣いてどうなるのか?



そう、思いながら



泣いて



泣いて



泣いて



日がくれた。



大切な1日を…



また捨てた。



お金を捨てるより



遥かに勿体ない…



今日と言う命を



また



捨てた。







命の砂時計




日曜日…



毎日忙しかったあの頃が



なつかしい。



今は…



ただただ



自分の命の砂時計の砂が落ちて行くのを



見送るだけ。



日曜日が…



1日が…



勿体ない。







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