生きる意味




また…



私の人格を否定される日々が始まった。



今日から



昼休みに帰らなくても良くなった…と



少し安心したのも束の間



昼休み中に



母から電話がある。



何だかどうでもいい様な事で



怒って話す母は



自分の言いたいことだけ言うと



私の話など聞かず



電話を切った。



やはり…今日の昼休みも



帰宅した方が良かったのだろうか?



帰宅して



草取りでもした方が



母の機嫌を損ねずに済んだのだろうか。



でも、私の身体は



もう疲れきっていて



10分でもいいから



身を放り投げたかった。



そうしているうちに午後の仕事が始まった。



私は待ち合いで待つ患者に



薬を説明して渡す。



私は訴えのある患者からは



時間の許す限り



話を聞くよう心掛けている。



きっと…



多くの人が



自分の話を聞いて欲しい。



そんな思いで受診しているに違いない。



と思うからである。



そんな今日の午後も



次々、薬を説明して渡す中で



便秘を訴える年輩女性の患者に



新しく処方される下剤の説明をしていた。



すると



『ちょっといいですか…?』



その女性は時間を気にしながら



私に話を聞いて欲しい様子だったので



しばらく耳を傾けた。



その女性は



目にうっすらと涙をためながら



自分が今置かれている境遇を



話始めた。



私とは全く違う境遇だが



何だか似たような精神状態で



私は聞いていて



深く…共感していた。



『わかりますよ。辛いでしょうね。』



その言葉を



その女性と共に



自分にもかけていた。



そして



その女性が口にした言葉が…



あまりにも私にも当てはまり



心に響き渡った。



『私は生きたくて生きてるんじゃない。生かされて生きてるんだ』



と…















母退院の悲劇




27日、月曜日の回診で



母の退院が決まり



本日、28日…母は退院した。



昨日の予定で



28日の午後に退院だと聞いた私は



母が帰宅する前に



玄関掃除をしておこうと



昼休みに帰宅した。



ところが母は



予定より早く退院したらしく



昼休憩に帰宅した私と



ほぼ同時に帰って来た。



私が慌てて玄関を開けると



朝、夫が掃き掃除をしていた様で



それなりにきれいだった。



ちょっと…ホッとした



ところが…その矢先に



母の怒鳴り声が響いた。



母:『うわぁ。草がいっぱい生えてる(怒)

私が少し居ないとこうなるのねぇ。

私、また入院しなきゃいけなくなる覚悟したわ(怒)』



そう叫んだ。



病院で無理は禁物だと言われて退院した母は



自分が無理をして



また病院へ戻る事になるとアピールする。



そんな…大した草でもない。



所々にチョン…チョン…と生える草に



過剰反応する母が



何だかちょっと異常に感じた。



母が居ない毎日は



仕事が終わると母の居る病院へ顔を出して



19:00過ぎて帰宅し



そこから夕食の準備。



20:00過ぎて食べ始め



みんなが食べ終えると後片付け。



そんな私に



庭の草を取る余裕なんてどこにもなかった。



仕方なく



昼食も、食べずに帰った私は



白衣のまま



草取りを始めた。



もはや今の母には



私の昼食など



思いやる心など微塵もない。



私は昼休憩が終わるギリギリまで



草取りをして



食パンを1枚かじりながら



午後の職場へ戻った。



また



違う意味で



私の試練の日々が始まった。























ストレスと癒し




今日…



正確に言うと昨日、25日の朝から



ちゅう太としょう太は



市が主催するキャンプに3泊4日で出掛けた。



(ながっ。)



なんっとも静かだ。



いつも、ちゅう太としょう太の3人で寝る私は



今日はいつもの寝室で寝るのをやめた。



ぐっすり寝るために



遇えて違う部屋を選んだ。



いつもの部屋で騒がしい環境から



いつもの部屋で静かな環境に変わると



何となく寝にくい。



いつもなら



一発。『静かに寝なさいっ!』と



大声を上げるところだが



しぃーーーーん とした部屋は



案外、落ち着かないものだ。



と言うことで



キッチンの横の部屋で寝転がった。



キッチン台の食洗機が



深夜電力の時間になって



シャワシャワワ〜
シャワシャワワ〜



と回り始めた。



いつもなら耳につくこの音が



今夜は快適だ。



終わらないでほしい…



とか思いながら文章を綴っていると



だい太が私の横に来て寝転んだ。



いつも自室で快適に眠る高2のだい太が



今夜は私と寝ると言う。



『どした?きもっ』とか言いながら



(嗚呼、良かった)



内心、救われた感じもしたり…



そんな感じで



いつもストレスが2人で2倍なちゅう太としょう太が居ないと謂うことは



そのまた2倍、癒しが無くなったと言うことに



気付いた今夜…



帰ってきたら



いつも以上に



2人を思いっきり抱きしめよう。








托鉢(たくはつ)




朝…慌ただしく家事を済ませ



自分の身なりを整えようと



パンツいっちょになった時…



『ピンポーーンピンポーーン』



玄関のチャイムが鳴り響いた。



私は慌てて服を着たことにして



玄関へ出て鍵を開けた。



すると玄関に



ぞうりと菅笠姿の



ちょっとみすぼらしい男性が手を合わせて立っている。



私が「はい。」と返事をすると



その男性は言った。



『わたくしはぇっ、○○山の近くにあります
○蔵寺から参りました。

このお寺、まだ檀家も無く貧乏な寺でございますぇっ。

只今、こちら周辺を托鉢に歩いておりぇっ

一口1000円のご寄付をお願いしておりますぇっ。

どうぞ宜しくお願いしますぇっ。』



私は



そう言われてる間…



「本当だろうか?
私…騙されてない?」



そう思いながらじっと目を見つめていたが



言われる様に



1000円を封筒に入れ差し出した。



信心深い訳では無い。



住職の様な身なりなだけに



何かお陰があればラッキー。



そんな気持ちだった。



(しかし…ここらの地域は

托鉢が来る場合

前もってお知らせがあるはずなのに

何もなかったよなぁ…)と思いもした。




その方は寄付金を受けとると



『ぬぁんぬぁんぬぁぁんん』と



口の中でモゴモゴ言いながら



うちから去って行った。



夫に話すと



怪しんでいて



「そんな金額を提示するのはあり得ない。
普通、お気持ちでご寄付下さい。と言うだろう?」



そう言って疑っていた。












しかし…私は思う。



もしも騙されたならそれでいい。



私がラーメンを2杯我慢して



その人にバチが当たるだけだ。



と…。



と言うか…



托鉢を疑ってる時点で



お陰は無いのかも知れない。



舌の口内炎




毎日、睡眠不足で



私の身体は



どんどん傷んで行く。



夜は遅くまで…



朝は早く…と行きたいが



朝、目標の5時には起きれず



6時前に慌てて起きる。



そんな私の身体は悲鳴をあげ



舌の先から両脇にかけて



口内炎ができた。



痛いから食欲も薄れ



体重も減った。



痩せた痩せたと喜びたいが



痩せたのではなく



窶れた(やつれた)のかも



そんな昨日



母からこんなメールが来た。



母メール:最近、暗い顔してますよ。
暗い顔をしてると幸せが逃げるので
もっと明るく生きましょう。



これをどう受け止めるか…



人によって違うのかな…



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