怖くない死




よく、彼が言う。



『死にたくないな…

ケン子、早く死ぬなよ。

俺たちはまだまだこれからだ。

死んだら

終わりだ。』



生に執着がある彼?



死にたくない
死にたくない



よく、言っている。



私は彼の言葉に



おうむ返しの様に



「まだまだ…これからだもんね。

私より先に

死なないでね。」



そう…言う。



でも



本当は



もう、いつ逝っても
いいのかな。



そう思っている。



さほど変化も進展もない毎日を



ただ機械的に生きてる。



音は聞こえるが…



目に写る景色に



色はない。



子供がそばに居ない…と言うことは



そう言うことかも知れない。










怖くて読めないblog




何となく…



何となく…



前のblogを



読み返していた。



前は何を書いてたんだろう?



今とは生きる世界が違う前は…



どんなリアルで生きていたか



頭に浮かばなくなった。



そして



前の自分を思い出すために



過去のblogを



めくっていた。



『あーーー、あったあった、こんなこと。

こんな辛い気持ち…

抱えてたんだ。

うんうん。』



そう思い出す。



けれど



子供たちに関するタイトルは



読まずにスルー。



思い出したら辛くなる。



恋しくなる。



寂しくなる…



子供たちを抱き締めたくなる。



それが…怖い。










待ち続ける元夫




突然のLINE



『お疲れ。

もう仲が悪くない?

まだ、ラブラブ?

そろそろ、子供らのとこ帰ってこない?

子供らと一緒が楽しいと思うけどな。

いやな事もあるけどね。』



元夫からだ。






『お母さんは

よその男を選び

お前たちを捨てたんだ。』



そう、子供たちを洗脳している夫の元へ



帰る?



そんなの無理。



自分が私に背負わせた借金のことも



生活費を一切入れず
私がお金を借りながら生活してた事も



あの人の記憶から消えた?



大切な子供たちを人質に取る元夫…



揺さぶられる私のココロ。



つらい。











通学路




朝…



通勤の道中



子供たちの通学路を



約2キロ通過する。



子供たちが



家の方向から出てくる交差点を始まりに



中学校入り口の橋のたもとまで



速度を落として



キョロキョロする私。









ヘルメット姿で自転車に乗る二人とは



今日も…



出会えず。



僕たちのお母さん




子供たちと離れてから2年が過ぎた。



時々、子供たちとは会っているけど…



もう、一夜を共にすることはない。



目を閉じると…



しがみつく我が子を抱き締めて眠った日々が



目の奥で…懐かしく流れて行く。



時々会っても…絆は深まらない。



ただ、子供たちと



楽しい時間を過ごしているだけで



新しい絆は生まれる事がない。



たまにしか会わないんだもん。
叱りたくないし…
笑顔で過ごしたい。



でも…



それじゃぁ、友達のお母さんと一緒。







先日、母と少し話した。



その時に母が言っていたが



子供たちが



『おばぁちゃん。

おばぁちゃんが本当の

僕たちのお母さんだね。』と言っていたと。



子供たちと過ごした日々より

短いはずの2年間なのに…



どんどん

私の影は薄くなって行く。



子供たちの心の中から



消えて行く。



泣いたって泣いたって



戻らない時間なのに



ポロポロ



ポロポロ



涙が流れる。



私の幸せって何だろう?



家の中から眺める外の景色には…



猫が子供と日向ぼっこしている。



猫…以下な私…。



猫様に失礼か。





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