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大熊町の帰還の日

私がこのブログを開設したのは震災直後の16日のことでしたが、その時大熊町の避難の方々のお手伝いをしており、このブログを閉じるのは大熊町の人が町に戻った時。と決めました。
しかし、あれからもう一年半以上が過ぎ、先日行われた大熊町住人のアンケート調査では「戻らない」と決めているという人が45%を超えるという結果が出ているそうです。戻るが11%。
理由は「放射線量に対する不安」が最多で約8割、次が「原発の安全性に不安」が約7割だとか。
でも戻らないと決めたからと言って、これからどうするか。
となるとまだ先行きは不透明であると言えるでしょう。
2年間の仮設住宅の期限も間もなくで、会津に避難された方々はまもなく豪雪地帯で二度目の冬を迎えます。
加えて5年間戻らないの宣言を議会は採択しましたが、その後も除染がある程度進まない限りは大熊町に人が戻ることは無いでしょう。
仮の町の話もまだまだ話だけの段階。
いつになったら大熊町に人が戻るのか。
大熊町が元に戻る日はいつになるのか。そんな日が来るのか。
当事者とはとても言えない私達でさえ、イライラしてくるのに避難されている方達は一体、どんな思いで過ごしているのでしょうか?

故郷に戻ることを諦めて新しい故郷を探した方がいいのか。
それとも、故郷に戻ることを願い続け、祈り続けた方がいいのか。
それは私なんかには結論が出せる事ではありませんし、どうしたらいいとも言えません。

でも、戻らないと決めた方がいるのなら、私はその方の分まで祈り続けようと思います。
いつか大熊町に人々が戻り、安心して暮らせる日が来ることを。
その日まで、私はこのブログを続けていきたいと思います。




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