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かたくりの花と

福島の桜は山間の一部を除いて、だいぶ花が落ちてきました。

今が満開、これから咲くというところも、我が田村市を含めまだありますが桜前線はゆっくりと北上していくことでしょう。
滝桜はもうかなり緑が深くなってきています。
合戦場の桜も散り始め。見上げれば花びらが静かに舞い始めています。

桜が始まるのと一緒に咲き、終わるとほぼ同時に終わる見ものの花があります。
かたくりの花。

見たことがある方はいらっしゃいますか?
紫色で花びらがピンと立ち上がり、後ろを向くちょっと変わった可愛らしい花です。
三春にはこのかたくりの花の群生地があり、かたくりの里と呼ばれています。

写真では解らないかもしれませんが、一面に紫色の花が咲き緑と青のじゅうたんをしきつめたようです。

雨が降ると花びらを閉じてしまう為、タイミングが合わないと撮影できないのですが、桜行脚の中、何枚か写真を撮る事が出来ました。

この花の根が文字通り本当のかたくり粉になるらしいです。

この群生地も、地元の方が大事に育て守っている地元の誇りです。

福島は桜が終わってもまだ色々な花がこれから咲き続けます。
そう!
まだまだこれからです。

風の流れと

昨日は割といい天気でしたが、今日もやっぱり風が強めです。
そして、他所は微減傾向なのに放射能数値がいまいち減らない田村市。
元々全体から見ればありがたくも低い地域ではあるのですが、これはやっぱり海からのやませの関係かなと皆で話しています。
もし、一番汚染物質がまき散らされた時にこの風が吹いていたら、田村市が計画避難地域になっていたかもしれないと思うと少し怖いです。

震災当時もそうですが、何か問題があると報道はすぐそちらの方に行きます。
1号機が爆発したら、それまで爆発するかも、とか既に爆発した他の原発のことは何も言わなくなる。
こういうのは正しい情報を伝えるあり方ではないと思うのですよね。

今、原発については1号機の水棺と4号機の事しか殆ど言ってません。

他の号機は?
要するに何も進んでいないってことなんですよね。

悪戯に作業員の方の被ばくを増やしているだけで何も作業できないならやらないのも同じじゃないか。
本当に出された工程表の通りに事が進むのか。

少しでも安心できるようになるのはいつか。

仕事が休みになるとどうしてもそんなことを考えてしまいます。
仕事して原発の事を忘れていた方がよっぽど楽です。
だからGWの3連休はいわき市にボランティアに行こうかとおもっています。
宮城に比べて福島、いわき市は人が少ないとの事なので。

連休が明ければ何かが、少しは変わるでしょうか?

そう、信じたいのですが‥‥。

私達のゴールデンウィーク

もう昨日になってしまいますが、ゴールデンウィークが始まりましたね。
自粛、自粛の空気はもうないとは思いますが、皆さんの笑顔が観光地にいっぱい広がることを願っています。

私には仙台の友人がいます。
津波に巻き込まれそうになって、数日連絡が取れず心配しましたが、家族も家も無事だったそうです。
地震の最初の頃、彼女が心配で助けに行こうと思いました。
水も電気もこちらは割と早く復帰したので、もしもの時はこちらに避難して来たらと声をかけたほどでした。
でも、今は彼女の方が私達を心配してくれています。
今も、苦しい生活をしているでしょうに。

彼女とは何か月かに一度、一緒に旅行をする中でした。
東京に一緒に遊びに行って、買い物したり、スパに行ったりするのが楽しみでした。

大震災から一カ月。
東北新幹線が全面復興しました。
仙台〜東京、東京〜郡山も本数は少ないものの運転を再開してきて、あと少しで完全に元のダイヤに戻るでしょうか?

五月のゴールデンウィークは近場を回りながら、家の掃除などをするつもりです。
まだまだ仙台の方も完全に落ち着いたとは言えないようです。
でも、五月末くらいには少しは落ち着くでしょうから、一緒に遊びに行けませんか?

とメールをしてみるつもりです。

我慢の日々もあと少し、そう信じて。

風の流れと花の行方

今、田村市には凄い強風が吹き荒れています。
本当にびゅううん、ごおおん、と唸りを上げる音と共に風が吹き抜けていくのです。
これからの季節。
風が変わると言われています。
海からの風が山を伝い、今までと違う流れを見せるのだと。
「海からのやませが吹いてくる。心配なのはこれからだあ」と今年の畑に立っておっしゃっていた方がいました。放射性物質の拡散は確かに少なくなってはいるのでしょう。
けれど、心配はまだまだこれから。少なくとも原発からの放射性物質の拡散が止まるまで、空と風と環境放射能数値に気を配る日は続きそうです。

田村の桜はようやく8分咲き。
でも、この大風で咲く前に散ってしまいそうな感じさえあります。
その前に、ちゃんと見に行ってあげないといけないなあと思っています。

流れを止めないで

郡山市が昨日、校庭の表土の土を削る作業を行ったそうです。
結果、放射能数値は約6分の1に下がったとか。
処分場周辺の住民の反対にあって、運び出しはできなかったそうですが、これは少しでも早くという思いで開始を前倒しして急いだ為の結果で、問題はありましたけど評価したいと思います。
心配なのは
「先走り、勇み足」
と非難する人がいたという声などで、これからのこういう動きが止まってしまう事です。

急ぎ過ぎた感はありますが、郡山市の行動は英断であると思います。
今後、郡山市という前例ができたことで、他の市町村も土壌汚染に注意しよう、汚染土壌の除去を行おう。

という動きや考えが出てくるかもしれません。

ただ、私達のようにネットをつないだり、携帯で情報を探ったりできる人間は
「文部科学省や国のいうことは信じてはいけない」
「放射線や内部被ばくについてもっと考えるべきだ」
と知ることができます。
でも、意外にそういう人間はまだ全体から見れば少数なのだと思います。
インターネットを積極的にやる人間はぎりぎり30代から40代。
それ以上の方は自分から積極的に情報を集めたりしないで、自分の身の回りの事だけを見ている。
国などのしていることが間違いだなどとは思わない。
ただでさえ、国は内部被ばくの危険性など殆ど口にしませんし、放射能の影響は累積するなどということもテレビ、新聞は教えませんから
「国が大丈夫と言ってるのになんで市が動く」
と文句を言ったりするのです。
彼等を変える為には、何度も言っている通り放射能と正しく付き合って行く為の知識をちゃんとした形で知らせる必要があると思うのです。
なのにテレビや国にはそれを期待できない。
国は助けると口だけは言いながらも、今の所まともに何一つしてはくれません。
放射能で汚染された土や草、がれきの処分場を造るとか、正しい知識を知らせるとか。
せめて郡山市の対応を首相や、枝野長官が評価して、サポートしてくれると発言でもしてくれれば少しは変わるのでしょうが。

処分場の近くの方のご心配なども解りますが、私は郡山市を応援します。
このできることをしようという流れを止めないで欲しいと思うのです。
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