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11年目の誓い

近頃、めっきり更新をサボっていますが、流石に今日だけはそういう訳にもいきません。
今日は3月11日。
東日本大震災から11回目の日になります。
毎年書いていますが不思議なもので、昨日の夕飯に何を食べたかは忘れても、あの日何があったかだけは今も鮮明に覚えています。
子ども達を地震から守り、避難させて、保護者に返し。
散らかった部屋を見ながらも、これを片付ければまたいつもと変わらない日々が戻ってくるのだと信じていたあの日のことは今も、くっきりと思い浮かぶのです。

津波と原発災害で、東北は一度壊滅的な危機に陥りました。
あれから11年。
福島は本当に日常を取り戻しています。
ガンの人間が増える、などということもデータ上は無く。
むしろ、逆転現象が起きているようにさえ感じます。

あの頃は福島の人間が放射能に汚染されているという偏見から、白い目で見られていましたが今は逆にコロナの流行で東京などに行く事、感染流行地に行く事が憚られる日々。
放射能ではなく、コロナウイルスを怖れてマスクが外せなくなっています。
皮肉なものですね。

私は仕事上、東京に行く事を避けていますし、三密や会食もしないように心がけています。
でも、信念として他県の人をばい菌扱いしたり、冷静な知識なしに避けたりはぜったいしないと誓っています。
11年前、私達はそれをされたことが本当に辛かった。
だからそんなことは他人に絶対にしないと決めているのです。

私達の日常はいつもと変わりなく、浜通りなども道の駅ができたり、徐々に人も戻りつつあります。
無論、完全に戻ることも無いでしょうけれど、11年前、どこかの誰かが言ったような福島が完全に無人になることはきっと無いと思います。

私達はこれからも福島で生きていく。
それは震災12年目も変わらないと思っています。

月一更新があるかないかになっていますが、今後もう少ししっかりと書いていきたいとは思っています。
今後ともどうぞよろしくお願いします。
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