高橋銅メダルに日本中が湧いた日。私はあんまりフィギュアに興味がないのだが、起きてテレビをつけたら全部のチャンネルがそれだったので観てしまった。
ほんとに高橋大輔の演技には気迫が感じられ、転んでも全然動揺せずにやりきったのには鳥肌が立ったね。インタビューを受けている高橋の話を聞いているうちに、彼は相当苦労したんだろうなと思ったのだが、ニュースで伝えられているようにフィギュアを始めたことによる金銭面の問題で、地元の人たちに随分助けてもらってきたという。そして、大怪我をして復帰が絶望視されるなか奇跡の復活劇…。ご両親もさぞや嬉しかったことだろうと思う。こういう場面に出くわすと、スポーツっていいなって思いますな
一方、前回王者ロシアのプルシェンコは銀メダルだった。審査に納得がいかず、かなり荒れているらしい。納得がいかないというのはプロ根性があれば当然のこと。でも周りには迷惑は掛けないでほしいね(笑)。
昨夜観た作品は『バベル』(2006年)
心が離れてしまった夫婦の絆を取り戻すためにモロッコを旅しているアメリカ人夫婦のリチャード(ブラッド・ピット)とスーザン(ケイト・ブランシェット)。バスで走行中、突然銃弾がスーザンの肩を撃ち抜いた。なんとか医者のいる小さな村までたどり着くものの、きちんとした処置はされない。一方、メキシコ人家政婦は留守中の主人の代わりに幼い子どもたちの世話をしていたが、主人が旅行から戻らず息子の結婚式にメキシコまで子どもたちをつれていくことに…。同じころ、東京では聴覚に障害を持った女子高生のチエコ(菊地凛子)は、孤独で満たされない日々に自暴自棄になっていた…。
久々に映画を観た〜って感じです。まだ余韻が残っていて、少しやるせない気持ちに陥っておりマス。アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督によるモロッコ、メキシコ、アメリカ、日本を舞台に、衝撃的な結末を迎えるまでを同時進行で複数のストーリーで描いています。観たはず、と思いきや初めて観ました。あれだけ菊地凛子のニュースを観ていたせいでしょうか(笑)。ブラピにケイト・ブランシェット、ガエル・ガルシア・ベルナル、日本からは役所広司と、全体的に豪華な役者陣なのに、演技が光っていたのは菊地凛子だけのような気がしました。さすが第79回アカデミー賞で助演女優賞にノミネートされただけあります。それぞれが各地で大変な思いをして苦悩していくのです。そして最後に何かが繋がっていくというお話。菊地凛子は当時、25歳で女子高生役、しかも耳が不自由な役どころでしたが全身で迫真の演技を見せてくれました。ひとつ気になることがあります。チエコが刑事に渡したメモに何が書いてあるのか?気になる…気になって眠れなくなりそう(笑)。
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