HERE TODAY DIARY Season2

　雪がまったく溶ける気配がないので、雨乞いを始めた(笑)。我が家の池も水が渇れかけてるのがわかったからだ。池の水が渇れると井戸の水が渇れる目安になっている。毎年二月は水が足りなくなりそうでハラハラするので、何とか一時でいいから暖かくなってもらいたい。とはいえ、寒波はまだまだ続くという(笑)。

　若干貧血ぎみで、家で大人しくしていた。ゆっくり起きたのだが、夢の中でチャンが髭でスリスリしてきた感触がいつまでも残っていた(笑)。実際の彼は綺麗に剃ってあって、つるつるした肌なのに。子どもにやるみたいにわざとやるのが、亡き父のようで面白かった。

　大好きな向田邦子の本をこの頃また読み返しているのだが、“見た目が良い”を“様子が良い”と表現しているのが、いかにも彼女らしくて好きである。スタンダードな日本語がそこにはあり、忘れ去られた表現が今読むと美しいし、粋である。
　“粋(いき)”という本来の意味は元々、その人の気持ちや身なりがさっぱりしていて垢抜けしていること。そして色気を持っていることのが本当の粋な人。向田邦子という人は、まさにそんな人だったのではと思っている。
　色気のある人というのは、いかにもいやらしいという意味ではない。ふと見せる女らしさや男らしさをいう。そんな人は他者を簡単に惹き付けてしまう。向田作品にあった(下品なエロスにはない)背徳感は、彼女のそんなところから湧いてきたのだろう。誰かを妬まず、不満を口にせず、何事にもスマートにできる。私はそんな人になりたい。

　今、空を見たら久しぶりに星がいっぱい出ていた。冬の澄んだ空気がさらに輝かせている。明日は晴れそうだ。暖かくなればいいのだが…。

　ボランティアの皆さんのところへお邪魔したら、全国津々浦々いらしていた。雪を知らない沖縄の男性は初めてダウンジャケットを購入し、袖を通したという。寒いことに慣れていないと仰っておられた。うーん、わかるようなわからないような(笑)。
　「福島の人は大人しいけど、最初は愚痴すら言わないから心配してたけど、今は逆に格好良く見えて尊敬してますよ」とは、鳥取の方。
　そこに兵庫県警のお巡りさんが加わり、様々な方言祭りと化していた(笑)。私はもちろん福島弁で話し、クイズにして方言を覚えていただいた。同じ日本でも通じない言語があるのが面白いですな。皆さん、本当によくしていただいて有りがたい限り。

　帰り道にショッピングセンターへ寄って、お花を買おうとしてたら、目の前にニット帽を被った黒づくめの男性がいた。あの目、どこかで見た顔だけど、誰だっけ？…なっ、中居くん似てるけど別人かも。寒すぎて私がロボットみたいに歩いてるのを、その人はじっと見ていた。中居くんってこの間『SMAP×SMAP』を観たとき、揉み上げが金髪だったから、たぶん本人ではないだろうなあ。でも中居くんがしょっ中、ラーメンの屋台一式を持って福島県内を走ってラーメンを振る舞ってるって話はよく聞くからなあ…。思いきって「中居くんですか？」って声を掛ければ良かったかな。ちなみにキムタクは私の地元にツキイチで仮設訪問や釣りに来ている…らしい(笑)。





拍手ありがとうございました






また全国で揺れてるみたいですね。
気をつけてください。

　今日は一日中氷点下だった。雪はさっぱり溶けない。外の水道は凍り、随分前から水が出なくなった。池も分厚い氷が張り詰め、猫たちの飲み水もないので汲んでおくと、三十分ぐらいで凍ってしまう。まさに冷凍庫状態(笑)。
　窓辺に置いていたワイルドストロベリーの葉っぱが、ちりじりになりかけたのにはさすがにびっくり。早く春になってほしいね！


　昨日、会議で福島市へ行ってたくさん歩いたから爆睡した。足には魚の目が絶賛再発中なので、痛みを庇うように歩いてるから余計疲れる。新しく買った杖は滑るし、本当に足腰にきた。

　起きたら地震通知メールがたまっていて、全国で地震があったことを知る。山梨の地震は私のなかでは起きるとは感じていなかったので、とにかく驚いた。早速、山梨にいる知人へ電話してみると、家のなかがめちゃくちゃで片付けているところだった。知人の小説家は山梨の富士山に近いところに住んでいるのだが、昨日からテレビが映りにくかったり、家電の調子がおかしかったのだとか。夜になって何となく微震があり、そして翌朝あの地震。午前中は地震が連発だったとか。富士山を見ると小さな噴煙を観測。そして、壁にかけてある方位磁石が狂ってるという。何だか穏やかではないようですな。これからまた大きな余震がないといいのだが…。

　私が心配なのは、東海を中心とした地震なのは先日書いたと思う。これは今すぐ起きてもおかしくない。
　ネットで関東大震災が起きるまでの出来事をまとめたサイトを見つけたのだが、興味深いことばかりだった。関東ではたくさんの不可解な現象が起きていたのだ。
　母方の祖母が関東大震災の記憶を鮮明に覚えていて、生前よくそのときの様子を話していたらしい。そのなかに、井戸の水が渇れたことや川に魚がいなくなったことが印象に残っていたという。関東から離れたところなのに、物凄い揺れで町中が大騒ぎだったことも。昔は建物も今みたいに頑丈ではなかったし、土間の生活だったから、体感することも多かったのだろう。

　とにもかくもあんなことにはならないでほしいですな。福島は去年と比べてかなり揺れなくなったけど、先日みたいにいきなりドカーンとくるから油断はしていない。だから一日一日を楽しく悔いのないように過ごしている。チャンに会いたいと思ったら会い、チャンと話したいと思ったら電話する(笑)。おかげで気持ちが燻ることがない。楽しく生きるのが何よりですな。





拍手ありがとうございました
へぇー、全国で署名活動があるんですね。
よく考えてから署名なさってくださいね。








年金支給まであと二週間ちょっとか…。早くコイコイ十五日！
その辺に札束とか落ちてないかな

　気温がブラスにならない極寒の地からお届けしています(笑)。さぶい…本当に寒いぞ〜い。今年の寒さはいつもと違う寒さだ。お花屋さんへ行くと春の花が並んでいて幸せな気分になる。かなり先取りして桃の花やチューリップを飾って春を待とう。

　ホテルでの復興構想会議に招かれて行ってきた。国の予算でどれだけ修復できるか、新たに予算を上乗せしてやらねばならないこと、被災者のケア、東電への賠償請求…どれも早急に進めなければならない。とっても重要であり、難しい問題が次々と出てくる。余所の県の方々が見たら驚くことばかりだろう。
　「あれだけ恐ろして、過酷で、困難な経験をした私たちは、これから何が起きたって怖くない気がします」浜通りからいらしたある文筆家の方が仰ったこと。それは的を得た言葉だった。これから先、どんなことが起きたって福島人は冷静に対処できそうな気がする。あの日からみんな少しずつ強くなってきたと思う。

　そうそう最近、県内で様々な署名活動が飛び交っているようだ。県内の中通り県北や浜通りを中心に“福島の子どもたちを守ろう”的な署名活動があり国会議員や大臣に提出すると謳い、署名すると海外の如何わしい団体から効きもしない薬を高額で買わされたり、ダイレクトメールが届いたりするそうな。
　前にも書いたかもしれないけど、署名活動に遭遇したら、その団体の発起人や連絡先がきちんと書いてあるか確認しよう。如何わしい連中は明記してなかったり、架空の住所だったりする。Twitterでも拡散してたりするらしいので、無闇に署名はしないでいただきたい。そして安易に拡散しないでほしい。
　県や復興会議でも対策をいろいろ考えてはいるのだが、なかなかしっぽが掴めなくて迷惑している。はっきり言って、福島はそれどころじゃないんだよ！と言いたい(笑)。






たくさんの拍手ありがとうございました
元気が出まーす。

　野良猫に“黒しっぽ”という猫がいる。文字通りしっぽだけ黒い。そいつは悪いヤツで、時代劇に出てきそうな荒くれ者みたいに傍若無人。体が大きくて物凄い貫禄。
　とにかく出会う雄猫すべてに喧嘩を持ちかけ、メチャクチャになるまで痛めつける。餌の横取り、雌猫に交尾は当たり前。我が家の猫の餌場に来ては器にオシッコを掛けて我が物にする。ご近所でも有名な猫だ。
　一昨日はらいちが標的にされ、前足を痛めつけられた。おかげで片方の足は腫れ上がり痛々しい。今日は我が家の外猫ミニチッチが顔面を痛めつけられた！
　何とかして黒しっぽを退治したいのだが、なかなかうまくいかない。今もヤツの声がするので、外猫がやられているようだ。私が助けに行く頃には既にしっぽをまいて逃げていることが多いので困ってしまう。


　朝方、二回も余震があった。関東で起きるとされるそれではなかったのでほっとした。いずれにせよ、まだまだ油断してはいけない。
　学者をやっている後輩によると、去年の３．１１からの地震で本州は一方方向にズレが発生したらしい。その反対方向の寄り戻しが、そろそろ発生する頃だという。それは一旦強い揺れが来て元に戻っていくのか、それとも小さな揺れを幾度も繰り返しながら戻っていくのだろうか…怖いなあ。いつも覚悟はしているつもりだけどね。



　今日はチャンとデート。今までのデートで最長記録更新！(笑)
　最近、彼の首周りがすごいことになっているのだが、気にすると思って言わなかったら「太っちゃってヤバイだろ」と自らカミングアウトしてくれた(笑)。ムチムチしてこれはこれでいいと思うぞ。私も人のことは言えないや。あはっ









拍手ありがとうございます