先日、子供達が遠足でアクアマリンふくしまに行ってきた、と嬉しそうに話してくれました。
なんでもアクアマリンは学校の授業で行く時はタダなんだそうです。
そして、近くのら・ら・みゅうにも寄ってきたと。

「あそこはお土産屋さんと魚屋さんでしょ? 遊ぶところ、あったっけ?」
「あったよ!」
「…ああ、屋内遊び場ができてたっけ?」
「そう。ペップキッズみたいなところ」
「ペップキッズにも行ってきたの?」
「それはこの前、お父さんやお母さんとだけど」

震災後、福島には何か所も屋内遊び場ができています。
県が整備事業として屋内遊び場に補助を出しているからです。
郡山のペップキッズ。ら・ら・みゅうのわんぱくひろば みゅうみゅう、道の駅四倉港にも、須賀川にも福島にもたくさん。
震災後にできた施設だけで20を遥かに超えます。
子供達を外で遊ばせるのが不安な親御さんの為、そして子供達の為の施設です。
加えてこの間のポケモンイベントを始めとして、子供達を楽しませる為に様々な行事やイベントが行われています。
夏休みや冬休みに無料キャンプを主催して下さったところもあります。
そう言う話を聞くと、私は思うんです。

福島に生まれ、生きている子ども達は愛されて、恵まれているな、と。

震災の記憶も避難を体験せずに済んだ子供達からはもう薄れつつありますが、家を失い、故郷を追われた子供達からはまだ消えることは無いでしょう。
また福島に生まれた子供達は、生まれながらにがんのリスクが高くなる、と言われていて住んでいるだけで不幸だと、いう人もいます。
でも、たくさんの人に心配して貰って、いろんな貴重なイベントを体験させてもらって、そして遊べる場も今はたくさんある。
そして健康調査も手厚くされていてガンなどの病気も早期発見が見込める。
いろいろ、大変なことがあって、辛い目にもあって、これからももしかしたら、大変かもしれない。
けれど、愛してくれる人、支えてくれる人がたくさんいる。
いつも笑顔でいられる。
私は、不幸どころか福島の子供達はけっこう幸せなのではないかと思います。

福島の、だけでなく子供達はみんな幸せにならなくてはいけないと思います。
その為に、私は今も、これからも全力を尽くしたいと思うのです。