メールで届く最高気温が日毎に下がって、ゆっくり確かに冬に近付いてる。
空気が乾燥してるからか、亡くなった母の域にそろそろマギーも達してるからか、
靴下は脱げそうになるのに、シャツの袖は裏返しに脱げることにふと笑ってしまう。

年齢と伴に、診察券と薬だけが増えると言う落語の枕は、全く本当ね。
通院でも外出と考えれば、またそれも楽しい。
往復の電車の中や道で擦れ違う見知らない他人の話や、頬に降り注ぐ秋風や陽射しを、
時には、淋しさを誘う冷たい雨をも楽しみましょう。
老いることを嘆かず、マギーの先を行く人達を馬鹿にすることもなく、
彼等を自分の未来と知って生きて行けるのも、
幼い頃は祖母を、後には母を身近に見てたからでしょう。
核家族より世代の違う人達が同居する家族の方が良いよね。