大切な人達へ、大切な時間に

「幸せになることより、満足することの方が大事だよ」
今読んでる小説の中の一説。

プロローグは危険なにおいが漂っているし、
実際、ストーリーはその方向へ転回して行くのかも知れないけれど。
都会暮らしに疲れて戻って来た孫娘と、
長い間行き来のなかった祖父との素朴な暮らしが、いまは淡々と綴られている。
小さな漁港の町で、ヒロインは祖父から釣りや魚料理を習っている静かな毎日。
降り注ぐ夏の陽射し、青いそらと青い海、潮風の香りがマギーの心に染み入る。

そんなある夜、一瞬で消えた流れ星に、
願いは幸せになれますようにかなと、問われるままに応える孫娘に、祖父が言う。
最初にここに書いた一行を。
「幸せになることより、満足することの方が大事だよ」

それ、本当だってマギーもずっと前から信じている。
不安や恐怖と並んで歩いている毎日ではあるけれど。
大勢の人達が、マギーが悔いのない人生を送れる様、協力してくれている。
今マギーにできることは、そんな人達に真っ直ぐ向き合い、彼等に応えること。
マギーが結び目になって、知らない同士が繋がってくれたらいいな。
嘆いている人がいたら、それでも生きていることは素晴らしいよって、感じて欲しい。
今ここに生きていることに感謝して貰えたらな。
「そんなのただの綺麗事だよ」
檜はてれて言うだろうな。

1時間も掛けてやっとこれを書き終えます。
最近ブログが更新されてないからと心配してくれたあなた、有り難う!

Maggie' Weather Report

天気予報は文字通り予報だったね。
午後から雨って言ってたのに、早朝から雨。
ちょっぴりふて腐れて、今日の外出は取り止めにしました。

マギーは体で天気予報師になれるかもよ。
ヘルニアやってからかどうか、こんな日は足腰が辛いから。
と書いていたら、今はもう8時40分過ぎ。
おや、蝉が鳴き始めたよ。
出掛けたい気持ちはあるけど、今日はやっぱり家でゆっくりしていよう。
通院が主だったけど、先週もしっかり出掛けたし。
昼過ぎて出掛けたくなったら、その時に考えればいい。

思いやりと遠慮

朝7時半。
夕べの雨がまだ降っています。
天気予報では、午後までには上がるらしいけど。
午後からの降水確率とやらは、それでも50パーセント。
やむなく今日のデートは中止になりました。
あ、デートと言っても5人。
梅さんのお宅でわいわい昼食会なんですけど。
選挙には行きますよ。
ご近所さんが車で連れて行ってくれるって。

もう昼食終えました。
きちんと投票して来ましたよ。
外は曇り空でしたが、雨は止んでいます。
ああ、惜しかったな。
梅さんのお家に行けたね。
こう言う時、待ち合わせの駅まで檜と2人で雨の中まで徒歩と電車で行くのは、
そして待ち合わせの駅から梅さんの家まで、たとえ沙羅と金魚草が一緒でも、
迷惑掛けるかなと考えると迷ってしまうんですよね。
沙羅達もこちらに気を遣ってくれてるのが分かるから。

目の見える人は見えない者に奉仕するのが当然。
そう考えている様に感じる紫苑みたいになれたらな。
あ、とうとう名前出しちゃった。
紫苑が悪い訳じゃないんです。
彼女にはカタバミのガイドを無料で受ける権利があります。
紫苑と同じグループにいても、マギーはその市民じゃないからそうは行かないだけ。
ただね、盲導犬連れてカタバミの車でいつも移動していたら、
確かにタクシー券は余るでしょうけど、他の視覚障害者への配布枚数も減るんですよ。
紫苑の市の店が盲導犬拒否をすると不満なら、
わんちゃんと2人だけであちこち食べに入ってみたら?

正直な人

元総理が昨日、銃撃されて亡くなりましたね。
生前中は婦人とともに物議を醸すことも多かったけど、
故人には優しい日本人だから、美談しか放映されません。

普段は政治にはまるで関心のないマギーの知人でさえTVに釘付け。
本気か嘘涙か、鼻を詰まらせて電話して来ました。
ところが、報道番組が思いの外長引いて、彼女が楽しみにしていた番組が全て中止に。
当然、迷惑がっていました。
ノーコメントのマギーよりうんと正直ですね。

静かな夏の午前10時10分

【西の窓の外側に、白と黄色のボーダー柄のビニールカーテン吊してくれたのは何方?
紫露草を根こそぎ持って行った事へのお詫びですか?

文句もお礼も言えない全盲のマギーです。

悪意でも好意でも、チャイム鳴らしてお話しに来て下さい。】
これ、マギーがTwitterに書きました。

一昨日、檜と散歩から帰って来たブーゲンビリアが見つけてくれたの。
気味が悪いけど、何でも良い方に解釈しましょう。

さてさて、今朝も蝉の声、ほんの短い間だけど聞きました。
一昨日だっけ、17時から結構長い間、雷雨でしたしね。
これで本当に梅雨明けなのかも知れませんね。
そして10時10分の今、優しい風が洗面所の小窓から、忘れた頃に風鈴を揺らします。
何処からか心地良い甘い香りも流れて来ます。
34℃まで上がるそうだけど、今は冷房も動かしていません。
檜が帰って来るまでこのままでいましょう。
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