やっぱりマギーは斜め

今日で7月が終わります。
檜はYouTubeで怪談を聴いています。
心の中は不安でたまらない筈なのに。
そしてマギーは、そんな檜に何の手助けもできない自分が歯痒い。
だから、ハッピーエンドのドラマに心の中で悪態をつく。

ねえねえ、何で障害者を扱うドラマはあんなに重いの?
もっと粋な台詞が飛び交わないの?
虹が出たり光に包まれたり、綺麗なだけのハッピーエンドなの?
そう、今夜のマギーは妙に斜めです。

昼間、家の外にまた車がエンジン掛けたままで止まってた。
そしたら、俄雨も降って来た。
暫くは車のエンジン音だと想ってた。
ここは駐車スペースじゃないんだぞ。
文句言えたらすっきりするだろうな。
いつも迷惑してるから。
けど、こちとら眼が見えないからいつ誰の世話になるか分からないし、
車のナンバーさえ調べられない。
そのうち、エンジン音だけじゃなく、南側の窓でピチピチ水が跳ね出した。
風も加わって、雨が降り込みだした。
雨降り独特の蒸し暑さと土の匂い。
何だか気持ち良かった。
やっぱりマギーは斜めだね。

穿った見方するなら

社協から、檜にまたマスクが届きました。
マギーには来ません。
檜は社協のホームヘルパーを利用しているから。
マギーは民間事業所のガイドヘルパーを使っています。
ガイドは檜もマギーと同じ所を利用していますけどね。

マギーがここに暮らす様になって、まだ自立支援制度がなかった頃、
欅の事業所はボランティア団体でした。
制度ができて、欅の事業所はNPO法人になりました。
小さな事業所だけど、マギーにはここを変わる気持ちはありません。
何度か福祉事務所から、他へ移らないかと示唆されたけど。
どう見ても欅の事業所を潰そうとしている様にマギーには聞こえてなりません。
実際、他の視覚障害で他の大きな事業所を使っている人から、
依頼しても手が足りないとかで断られると聞いたこともあるし。
しわ寄せは誰が背負うんでしょうね?
考えたくないけど、裏でお金が動いたり政治家の力が働いたりしているんでしょうね。

車椅子と白杖と

昨日、肌着を風呂場で手洗いしていて気付きました。
右手の甲がひりひりするんです。
洗剤に負けた?
ともあれ、絆創膏を貼りました。
そして、さっきそれを外してみました。
傷はあるものの、昨日より痛みはありません。

うんと昔、車椅子の友達と笑い合った話を思い出しました。
下半身に感覚のない彼女は、血を見て初めて怪我してることを知るのです。
マギー達は痛みが先で、ちょっとくらいなら血が出ていても平気。
血で服に染みが付いていても、誰かに教えて貰うまで気付きません。

昼前、空気が爽やかになって来ましたね。
軽やかな風が、マギーの髪を解きながら部屋を渡ります。
間もなく梅雨明けしそうですね。

いつになったら

10時前。
聞こえるのは蝉と烏の鳴き声。
風が時々立ち上って、風鈴を揺らせて、
これから30℃を超えるとは想えない心地よさ。

本当なら今日、花梨と服や靴を買いに行ってるところ。
我が市でもコロナ感染者が出たので、中止になりました。
どうしても必要な物なら行くけど、とは欅の事業所は言ってくれたけど。
この時期だもん、仕方ないよね。
ただ、いつになったら収束するんだろう?
何故感染者が増えるんだろう?
その疑問は残ります。

元気なおねえさん

先の日記を付けている時、そしてその日記を読んでくれた人から、
電話とメールで誕生日お祝いメッセージをいただきました。
電話をくれたのは、大阪時代から知り合いで、
ここに来た頃、一緒にウォーキングに参加していた双葉です。
メールをくれたのは、Skype仲間の水仙でした。
二人ともマギーよりおねえさんなのに、とても元気なんです。
運動量に合った食事を、と水仙が教えてくれました。
双葉は体に全く故障がないと笑いました。
健康診断をして何か発見されるのも嫌だし、今は自覚症状もないからって。

双葉は相変わらず明るく大きい声で話します。
序でに、彼女が暮らす市ではヘルパーがどっさりいるって言います。
利用時間もたっぷりで、気の合わないヘルパーを首にしたこともあるそうです。
そこが県庁所在地とそうでない所の違いなんですね。
あ、それでも良心的な欅の事業所をマギーは気に入っています。

久しぶりに時間を作ってお茶でも飲もうと約束して、双葉との電話を切りました。
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