「だっかっらっ!! あれほど! 『アイスの残量は見たのか』『他のグッズの残は見たのか』『質問しに来いよ』って! 言ったのに! 全部無駄にしやがったなてめぇえぇぇえええ!」
「すみませんすみません…。」


ぴっぴー。ランチの営業でイエローカードっす。そのままほっといたら途中で何もかもなくなって足りなくなる。手を出してどうにかしたけど、『これ以降居ない人間をあてにする』時点でアウト。ちゃんと朝説明したのにー。一人でやるんだぞ、わかんなかったら聞きに来い、って。ってーーー!!!


「笑って済ませようとしてんじゃねーぞ。」
「うっ。」
「せっかく、飛び飛びで二週間、そうでなくても十日間、日数があったってのに…。当初と言われてることがまるで変わらん。基本知識もない。隣で勉強できる最後の時間だったのに、全部、ぜええええんぶ、無駄にしやがったなテメー…。」
「…すみません…。」


すみませんですまねーので説教だ。おら、笑って済ませられると思うなよ…!



と言うのが昨日のハイライト。いやぁ、昨日はランチ営業だったんですけど、トクメーと四月入社の方の新入りが一緒に仕事できる最後の日だったんですよね。今日もあるけど、今日は婚礼業務だから一般業務とはまたちょっと違う。多分今日もまた怒声が響き渡るはずだ知ってる。最後の最後まで手間のかかる後輩だ。

「まぁでも、そういうのに限ってなんだかんだ上手くやるのよ。」
「そうかなぁ。…。そうかもなぁ…。案ずるより産むがやすしともいうもんなー。」
「そうそう。なんだかんだでうまくやるわよ。たぶん。」
「たぶん…。」




って愚痴を家族に言うとそんな風に言われた。ううん、そうかナァ…。そうなってくれるともっそい嬉しいんだけど。過保護してたかなぁ…。そんなつもりなかったんだけど…。