昨日と今日の福島の新聞の一面は、全国合唱コンクールで高校の部で安積黎明高等学校が金賞第三位。中学の部で郡山市立郡山第二中学校が金賞一位を取ったと報じていました。
福島は合唱王国と呼ばれていて、特に郡山市はレベルが高いです。
今年の合唱コンクールでの福島県の参加学校はかなり多くてしかも全部が銀賞以上。
高校の部 金3校、銀2校
中学の部 金4校、銀2校
というのはかなりすごいと思います。
どういう仕組みで全国大会の出場校が決まっているのかは解りませんが。

合唱というのは一人ではできない事であって、皆で心と声と想いを一つにしないと綺麗な歌声にならないのだと、学生時代指導してくれた音楽の先生が言っていました。
震災後、郡山の学校は人数がかなり減りましたし、今も安積黎明高等学校は校舎が壊れて使用不可になり今も仮設のプレハブ校舎で勉強しています。
でも、そんな中で合唱や友達が支えてくれた、と言う子もいました。
全国大会クラスの学校は練習もとても厳しいということですが、だからこそ一生に一度の中学、高校生活の決して忘れえない思い出になるのではないかと思います。

絆、という言葉は使い古されて陳腐に聞こえるようになってきていますが、合唱王国福島を象徴する歌声は改めて私達に一人ではできないことの素晴らしさ、美しさを教えてくれているような気がします。