スポンサーサイト



この広告は30日以上更新がないブログに表示されます。

怖くても大事なこと。

明日は阪神淡路大震災から20年になります。
今年は一つの節目の年なのでピックアップされることも多く、話題にもなっています。
東日本大震災とは違う直下型。
多くが津波の被害であった私達の体験した東日本大震災と違い、本当に地震で街が壊滅状態になった震災でした。
割れた高速道路。崩壊したビルや家々は今も記憶に焼き付いています。

とはいえ、恥ずかしい話ですが仕事に追われ、年月に追われいつしか意識しなくなってきていました。
テレビを見て
「ああ、そうだったんだなあ」
と思うくらいで過ごしてきた日々が吹き飛んだのは東日本大震災の後からでした。
自分達が体験しないと気付けなかったというのは本当に情けない話ですが、忘れたい、けど忘れてほしくないという、神戸や関東の方たちの思いが今はよくわかります。
だから、私は子供などに震災の後買った写真集や、阪神淡路大震災の写真などを見せて地震の話をするようになりました。
家が壊れた写真、火災の写真、崩れたビルや倒れた車の写真。
子供に見せるには刺激が強すぎるのではないかという意見もあるでしょうが、実際にあったことから目を反らしてはいけないと思うのです。
普段、ふざけているような子でも、ちゃんと話すと真剣に聞いてくれます。
地震の恐ろしさを忘れないように話し、伝える事。
勿論、終わった後、ちゃんと抱きしめる事も忘れずに。
大丈夫だから。と。

私達の住む田村は今なお、被災地に分類されると思いますが大震災で、家屋の倒壊や家族や知人を失うという事を体験せずに済んだ幸運な地区であると思います。
いずれ、子供達の記憶からも震災の思い出は薄れていくことでしょう。
恐怖や避難の悪夢は忘れてもいい。

でも、地震というものの恐ろしさは忘れないで、記憶にとどめて未来につなげて欲しいと思っています。
前の記事へ 次の記事へ
カレンダー
<< 2015年01月 >>
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
アーカイブ