市役所新人職員への視覚障害者取り扱い講習会に参加して来ました。
あ、これはマギーが勝手に呼んでる名前で、視障協の人達が知ったら怒るね。
視覚障害者を手引きするノウハウを市役所新人職員に伝えるの。
プロモーションビディオと、実際にマギー達と歩いて。

マギーとペアになったのは保育課の女性職員。
声優さんみたいな声で、そのまま保育士で通る可愛い人。
きっと保育士の資格もあるんでしょうね、本人に確かめなかったけど。
歩きながら服選びや家事について訊かれたので、素直に返事したわ。
ここでも堂々と宣言するように、服は自分で決め、料理はしないって。
少しも自慢にはならないけどね。
十一歳まで弱視だった色の記憶で服や靴など選ぶ。
着安さ、可愛らしさ、人とは違うをコンセプトにデザインを選ぶ。
ご飯は炊くけど、おかずはレトルトだったりインスタントだったり。
外食するかと訊かれ、好みの店が偶然同じで、二人で盛り上がった。

ガイドする側はされる側の半歩前に立ち、ガイドの肘に捕まらせる。
階段の手前で一度立ち止まり、上りか下りかをされる側に口で伝える。
トイレでは、便器の前に立たせ、水洗、ペーパーの位置を手で触れさせて伝える…。
ま、色々ガイドボランティアが主になって話ししたけど、
ちょっと違うなともマギーは感じた。
事前にアンケートも市役所新人職員に出したようだが、
本当に視覚障害者の意見が反映されてるかと訊かれたら疑問だな。
視覚障害者も、ガイドヘルパー無しで役所に行くんだろうか?
春先には毎年、檜とマギーは二人だけで申告に行くけど。
何より、今日習った事をどれだけ市役所職員が憶えてくれてるだろうか?
他の障害者団体はどう言う事を伝えているんだろうか?
知りたい事いっぱいで帰って来ました。