先週の土曜日に演劇集団キャラメルボックスのサマーツアーを見てきました。
降りそそぐ百万粒の雨さえも。あたしにとってとっても大事な作品である風を継ぐものの続編であり、立川迅助の物語りの完結編でもあります。
そんなわけで感想を箇条書きに纏めてみたよ!
● 三浦剛(ハマの番長の弟)の土方歳三がなんとしっくりくるようになった。
2年前はうぇぇぇ、土方歳三を三浦
となったのは秘密である。
● 三鷹役のじょーじのオンステージが非常に面白かった。今まで三鷹はどーよだったけど。じょーじの三鷹が2年前にあったから三鷹がなんか凄いいい人に見えた。
● 沖田が畑中くんのが一番、あたしのイメージに近い。無邪気でいてでも強い。優等生やいい子じゃなくて子供が大人になったみたいな感覚。
だから、むちゃくちゃ弱って背中が丸くなって。居場所を奪われて泣いてるように感じた。捨てられないようにギリギリの我が儘を言うとこなんか本当に泣けてきた。
あれ、沖田畑中を語るなぁ、あたし。うん、畑中くんは初舞台から好きやからね。仕方ない!
● 大内さんの役は相変わらず頭がいいのに融通が効かないとこがああ、凄いとなった。
でも、欲を言えば最後は迅助と小金井の再会を見たかった。
● まーやちゃんの奥さんや岡内さんの奥さんがドンと構えているのはキャラメルらしい。
● じっきーの役が可愛くて畑中くんとのやり取りが凄い可愛かった。
● 小多田がむちゃくちゃ伸びました。もう、完璧に小多田のアクの強さは個性ですね。期待の若手です(・∀・)
● 筒井くんは見かけによらない頭脳的キャラが多くてギャップにいつもあうあうです。しかし、初舞台から見てますがどの役もピタリとハマる器用さはすんばらしいにつきます。
● 岡田達也が白い。ええ、黒でもなければ灰色でもない驚きの白さです。
坂本龍馬を慕う土佐藩士。小多田を諭したり大内さんを助けたりとなかなかかっこよく立ち回りますが。私的に植木屋の旦那はお気に入りです( ロ_ロ)ゞ
● 坂口さんの沖田姉。坂本龍馬の姉みたいに威勢のいいわけではないけどやっぱり、穏やかでありながらどこかで沖田を諭すとこは坂口さんならではの演技で。笑いに走らないでいる坂口さんがむちゃくちゃ好きです。
● 佐東くんの迅助は細見さんや今井さんの時と違いどこまでも馬鹿正直で真っ直ぐです。
走るのを止めたらいけないと言うぐらいに思い詰めていてちょっと心配になるぐらいに。
でも、そこが迅助なんだよねと思うと感慨無量です。
ざっくりと書いてますが。一番、泣いたのは殺陣。迅助が土佐藩士や大内さんとやり合う時に幻のように沖田が寄り添っているという演出に涙が止まらなかったです。
迅助にとって沖田は剣の師であり大切な人なんだよねと思うと本当に泣けてくるんですよ。
最後に桜の花をバックに沖田と土方の笑顔。反則です、成井さんと本気で思います。
凄いいい作品だったからもう一度見たかったのが本音です。
三部作DVDを買わなければと心から思います。
ちなみに、キャラメルの風を継ぐもの。を見て渡辺多恵子氏が風光るを書かれたのですよ。こちらの土方歳三はなんと上川隆也がモデルなんです!
と豆知識を披露してみました。
次は流星ワゴンですよ!