十月は何故か良いことが少ないマギー。
今年もそうだったな。
でも、嬉しいこともあったよ。
六日には三重までミニライブに行きました。
遷延性意識障害者の会で歌って来ました。

遷延性意識障害者とは、今更マギーが説明しなくてもご存じの方は多いでしょうけど、
意識はあるのに、言葉でそれを伝えられない人達のことです。
熱中症や脳梗塞の後遺症でそうなるんですって。
文字が並んだ中から、相手の思いをペンで確認するボランティアを沙羅がしていて、
初めて沙羅達と訪問演奏に行った老人ホームで、マギーはその様子を見ました。
そして2年前だったか、梅さんのお宅でUJCの練習をした時、
当時はマギーがまだ加入していた刈谷市の視覚障害者・ガイドボランティアグループの、
楠木が車で送迎してくれ、沙羅達に当然楠木を紹介したんですけど。
本業がIT関係の楠木が、沙羅の活動を代りに行なうソフトを開発・特許も取りました。
ヨミトリ君と言うそれで、意思表示ができるようになった人達や、
社会にもっとヨミトリ君を伝える会でマギーも歌ったんです。
なんと、スペイン語が得意な沙羅が、「ヨミトリ君音頭」を作り、
去年、マギーのライブで友情出演してくれた千葉のザクロが、アレンジを担当。
三重のミニライブでは、「ヨミトリ君音頭」をマギーが歌いました。
沙羅が作ったコントも、金魚草とマギーとで披露。
マギーの歌やコントが良かったと思ったら、遷延性意識障害の男性が、
ヨミトリ君を捜査して、合格の鐘を連打、気に入らないと鐘一つ。
勿論、彼は冗談で不合格を鳴らしたんですけど、とてもそのタイミングが良い。
何より、彼等はとても楽しい人達なんですよ。
ああ、あなたにもあの素晴らしい時間を一緒に体験して欲しかったな。