いつ頃からか、程良い雨が降っている。
程良い雨と言っても何が程良いのかは人それぞれだろうけど。
しゃーっと言う静かな雨音をベースに、濡れた路を滑る車の音。
時々、ばしゃっと水が跳ね上げられる。
ここの最高気温が１９℃だったと言うから、もう少し暖かく感じても良い筈なのに。
先月末日付で閉業した、隣の市の治療院から運んで来たエアコンを着けているのに、
パソコンや電子レンジ、小型冷蔵庫があるこの部屋は、何となく寒い。
エアコンの温風が動いたり止まったりするから、やっぱり暖かいのよね。
訳もなく羽織ってみたくなった仄かに甘い緑のコロンの香りが、
エアコンの風に舞い上がってマギーをリッチな気分に。
この勢いで少し休みましょう。
終わらない冬はない。
明けない夜はない。
だっけ？
早朝、空気を震わせる爽やかな雀の鳴き交わしを、トイレで聞いた。
その声をもっと確かめたくて、思わずトイレの窓を開けた。
柔らかい風も流れ込んで来た。
まだまだ足腰は辛いけど、気持ちは上向きの今朝です。
先月末日が一番辛かったな。
だから、無理を承知で欅の事業所に訴えた。
ブーゲンビリアが急遽車を出してくれて、その夕方、いつもの整形に。
MRIで検査したいけど、予約が必要。
いつなら来院可能かって先生が訊いたから、
事業所と日程をすり合わせなくちゃならないから、今直ぐには答えられない、と。
これで転院するチャンスができた、と内心ほくそ笑んでいたら、会計待ちに呼ばれた。
MRIの部屋が空いたってさ。
知っての通り、最低３０分間、じっとしてなきゃならない。
右腰から足先まで同じ姿勢でいるのは辛い。
こんなんじゃ絵のモデルはマギーにはできないね。
そんな話は端からマギーに来る訳ないけどね。
ブラジャー外して、補聴器外して、あのがたびし・ぽんを聞きながら、
そのリズムに合わせて歌を作ったり、別の事考えたり。
ヒーヒー言いながら、言えに帰り着いたのが１９時過ぎ。
ブーゲンビリア、欅の事業所、有り難うございました。
