努めて楽しい事を書いて来たけど、この1年半余り、内心不安でいっぱいなんです。
特に檜の事は何処までここに書いて良いかまだ迷っています。
檜は寧ろ書いて欲しいと言うけれど、
それが彼を不利な立場に追いやるんじゃないかと心配なんです。
だから、マギーの体の確実な変化について書きます。

第五腰椎がずれているヘルニアだと診断されたのが一昨年の梅雨時でした。
そう、檜にあの事件が落ちて来て直ぐでした。
5分歩いては休み、また5分歩いては休むを繰り返しながら、
週1で耳鼻科に、月1で整形外科に通院していたのが、
いつからか休む時間(正しくは分間ね)が延びて、軽い痛みと怠さは残るものの、
耳鼻科へは往復40分休まず歩き通せる様になりました。
整形外科の最寄りの駅までは電車、そこからはタクシーで往復だったのも、
駅から整形外科まで徒歩片道15分を往復できています。

ところがです。
耳の所為もあるのか、足腰の所為なのか、
平衡感覚が乏しくなったらしく、体がふらつくんです。
「何してるん?」
檜には訝られるけれど、体が傾いだら直ぐには戻せないんです。
家が小さいのは幸い、両手を広げて何かに捕まって辛うじて体制を立て直します。
当然、片足立ちも危なっかしいですよ。
それでもトライするマギーはただの意地っ張りですね(笑)。
どっちみち、椅子の背凭れに捕まったり、足を投げ出して床にお尻を付いて、
ズボンや靴下を履くのにね。

耳鼻科への往復では、休む場所が決まっていました。
乗らないバス停のベンチとか、知らないお宅の玄関の石段とか。
まるで決まった所でしか用足ししない散歩の犬みたいに。
はい、これは付録です。