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ベスト3

今年も今年読んだ本の中からベスト3をやろうと思います。
去年の記事→(http://mblg.tv/37371968/entry/615/

今年は小説だけでなく、いろいろやります!

ネタバレありますので、以下ご注意ください!


まずは少女小説部門

1位

あらすじ
雪祭りの夜、高校生の知夏は不思議な男に東洋風の異世界に送られてしまう。そこで窮地を救ってくれたのは暴君な美青年だった。 その平凡な少女、世界を変える鍵となる。

すばらしいドS展開。主人公に一切甘くない世界です。それだけに読み応え満点です。
でも、本当に異世界に飛ばされるってこんな感じなのかも、というくらい世界観がしっかりしているので、ひっかかりがなくするする読めます。
でも、そろそろ知夏ちゃんをよしよししてほしい……。

紹介動画がありましたので、貼っておきます→http://youtu.be/Uvh6Qz9T51g


2位

あらすじ
時は7世紀。唐の皇帝の姪でありながら、商人の娘として育てられた翠蘭は辺境の地、吐蕃(現在のチベット)に政略結婚で嫁ぐことになった。翠蘭は、自ら馬に跨がり旅路に出るが、待ち受けていたのは、思いもかけぬ事件と、胸を焦がすような出会いだった。

このたび完結いたしました。シリーズ全27巻。中学生の時からのおつきあいです。
堅実で良質な少女大河小説でした。いまいちだったなぁという巻がひとつもなかったという安定感。
途中で史実通りヒーローが死去するという少女小説にあるまじき展開だったのですが、その後は翠蘭がヒロイン兼ヒーローで物語が進んでいきました。ヒーローポジ、補って余りあります、彼女……。
どこから読み返してもおもしろい小説。年末年始の読書におすすめです。


3位

あらすじ
「あなたは私の主、お迎えにまいりました」学校に、ケイキと名のる男が突然、現われて、陽子を連れ去った。海に映る月の光をくぐりぬけ、辿りついたところは、地図にない国。そして、ここで陽子を待ちうけていたのは、のどかな風景とは裏腹に、闇から躍りでる異形の獣たちとの戦いだった。

あらすじいらないくらい、有名な作品ですね。
実はこの小説は高1の時に読んだのですが、その時は異世界トリップものが苦手&物語のあまりの過酷さ&続きがでないことに挫折。このたび、続きが刊行されるということで再チャレンジしました。
おもしろいじゃないですか!えぇ、しっかりした世界観ながら、今までのファンタジーを覆す設定など、わくわくしながら読みました。国の中では戴が一番好きなので、つ、続きを早く……!



続きまして一般小説

1位

あらすじ
中学バレーチームで仲間を自殺未遂に追い込んでしまった灰島公誓は、 母方の郷里・福井に転居し、幼なじみの黒羽祐仁と再会。
ずばぬけた身体能力を持ちながらプレッシャーに弱い黒羽と、バレーへの圧倒的な 情熱と才能ゆえに周囲との摩擦を引き起こしてばかりの灰島はエースコンビとして 成長していく。
だが、中学最後の県大会で二人は衝突。絶縁状態のまま、やがて地元の 清陰高校に共に進学する。

表紙からもう胸キュン青春小説です。
バレーボール、とくに男子というものを今までよく知らなかった私だったのですが、それでも非常に楽しく読めました。壁井さん、相変わらず、こういった中高生の感情をリアルに書く人だなぁとしみじみ。
灰島くん。君みたいな屈折した男子、大好きです!

特設サイトがありましたので、URLを貼っておきます→renzaburo.jp


2位

あらすじ
不完全であれ。未熟であれ。不自由であれ――スポットライトと拍手が、彼女達のすべて。あまたの憧れと挫折の果てに、選ばれた人間だけが舞台へと躍り出る少女サーカス。そこは、一瞬に命をかける少女達が集う舞台。

少女サーカスという心躍る設定を紅玉さんが書くということで迷わず購入。甘やかな毒菓子のような世界観。学生時代など少し宝塚を彷彿とさせ、観劇はしませんが、その世界に興味があったので、楽しく読めました。少女という女性でも子供でもない性と、プロの舞台人という立場がアンバランスで、非常に魅力的でした。


3位

あらすじ
勝つことを義務づけられた〈エース〉と、それをサポートする〈アシスト〉が、冷酷に分担された世界、自転車ロードレース。初めて抜擢された海外遠征で、僕は思いも寄らない悲劇に遭遇する。それは、単なる事故のはずだった。

エースを勝たせる?そのための犠牲?えっえっえ?と最初はなっていたのですが、団体競技だとの一文でそうなのか、と納得。
チカ、伊庭、石尾さん、赤城さんなど、魅力的な面々に囲まれ、ロードレースのあれこれもわかりやすく教えてくれます。シリース最新作のキアズマでは舞台が大学の自転車部に移りますが、これもまたいい!第3作、短編集サヴァイヴでは若き日の石尾さんと赤城さんが出てきて、涙ぶわっとなりました。1作目読んだ後だとこれがまた切ないんですよ。



去年に引き続きましてネット小説部門

生徒は対象外です。→http://ncode.syosetu.com/n5941i/
あらすじ
教師である佐久間の女子生徒との禁断の恋……を不幸にも目撃してしまった渡辺涼。同僚として、そして教師として仕方なく黙認したが、それから間もなくして二人の関係が何者かに密告された。窮地に立たされた佐久間は二人の恋を守るために大嘘を吐く。――私は渡辺先生と交際しています、と。

めずらしい女性教諭×男子生徒の恋。年下男子万歳!年下男子くんが嫉妬したり、必死になったり、うだうだしたりというのがかわいかったです。
女性教師の方も、常識がぶっとんでいる人ではないので、生徒との恋に絶対的な拒否感があり、そこがまたじれじれでよかったです。あぁ続き読みたいなぁ……。


ネット小説部門番外編

左遷男の幸福な日々→http://ncode.syosetu.com/n4589bq/
このたび本編である『左遷も悪くない』が書籍化されました。
こちら↓↓

あらすじ
地方に左遷された鬼軍人ウリセス。その地でレーアとの縁談が舞い込む。不器用ですれ違いながらも距離を縮めていく二人。それは厳しく己を律してきたウリセスに、味わったことのない癒しを与えてくれるのだった。

『左遷男の幸福な日々』はその続編になります。国を揺るがす大きな事件はありませんが、素朴で幸せな日々が展開されています。鬼軍人は嫁にもっとめろめろになるといいと読みながら念じています。



今年は漫画部門も


中3の仁菜が好きな人は、マンションの隣に住む1コ年上の京介。やさしくてカッコいい京ちゃんの彼女を夢みる仁菜は、 ある日彼のキスシーンを目撃してしまう。

この結末は全面的に全力で支持します!
物語の根幹を揺るがすネタバレになるので、下げます。ご注意ください。











当て馬くんが勝つという新しい展開!
それでいて、無理やりくっつけた感がなく、しかも本命くん(便宜上こう呼びます)もむやみやたらに嫌なひとになりさがるorかわいそうではなかったというのはすばらしいです。南波さんに脱帽&敬礼です。
しかも中学生の恋愛がなんだか新鮮でよかったです。激しく胸キュンしました。
ちなみに私も結末知らないうちは8巻の下駄箱のシーンで「完」でいいんじゃ……と思っていたクチです。本当にあのシーン悶え死にするかと思いました。
少女漫画はよいものだというシリーズ。南波さんにはもっと中学生の恋愛をじゃんじゃん描いていただきたい!



中学生つながりでもうひとつ
再読部門


あらすじ
毎日に閉塞感を感じる中二のアンは「特別な存在」となるために、同級生の昆虫系男子、徳川に自分が被害者となる殺人事件を依頼する。

リアルな中学生を書く作品。これでもか、と中学生のイタイ実情を突きつけられます。閉塞感の中で、いつもなんだか手負いの獣のような中学生たち。その中にある真実やむき出しの感情がたまらなく切なく、痛々しいです。



今年は音楽部門も
(リンク先からダウンロードなどは行わないようにお願いいたします)

1位
flumpool ギルト
http://youtu.be/_bm4UFVfiH8

禁断の恋をイメージした一曲だそうです。曲調は明るいのですが、もの悲しく切ない。こういう小説書いてみたいなぁ。


2位
ハンバートハンバート おなじ話
http://youtu.be/8rbgFVpD6uY

いろいろ解釈のある歌ですが、私個人としては亡くなった彼女が戻ってきて、彼を見つめているというストーリーが一番好きです。


3位
サカナクション  Aoi
http://youtu.be/kOo37rkNBlc

サッカー日本代表のテーマソングになっている曲です。よく走るシーンを書くときに聞いています。このアーティストさんの不思議な曲調が好きです。



以上です。いかがだったでしょうか?

私としては去年よりももりだくさんな記事になったかなと思っています。

みなさまの年末年始の楽しい読書タイムの手助けになったら幸いです。

私的ベスト3


こんばんは。
今年も終わるということで、私的おすすめ小説ベストスリーをお届けします。

ちなみにお化粧品と百均も大好きなので、ベストコスメとベスト百均商品もお届けできますが、需要がないと思うので、やめておきます(笑)


・少女小説部門

1位

あらすじ 
優秀な兄たちの“おこぼれ”で王位が転がり込んできたレティは、王の専属騎士団を作るべく、評判の騎士・デュークを勧誘するが、「『おこぼれ姫』の愛人と呼ばれるのは願い下げ」と一刀両断される。

感想
こんなに発売日が楽しみなシリーズって本当に久々かもしれません。
恋愛色は薄めですが、少女小説らしい華やぎもあり、ツボもしっかり押さえています。
主人公のレティの行動に無理がなく、変にはしゃいだり気負ったりしていないので、気持ちよく読めます。
次巻も楽しみ!


2位

あらすじ
時は大正。華族の娘でありながら平民として暮らしていた千鶴は借金のカタに、貸金業の長男・要と結婚させられることとなる。 

感想
少女小説の大正ものって、わりと女の子が自由で型破りであれれ?と思ってしまうものが多いのですが、これは大正していました!
この作品はぜひ1、2巻そろえて読むことをおすすめします。夫婦って良いものです!


3位

あらすじ
天涯孤独の美少女サアラ。彼女は、幽霊伯爵と呼ばれるコルドン伯爵の17人目の妻として幽霊の出る城に嫁ぐことになる。

感想
夫婦って良いものだ第2段。
こんな主人公見たことない!というキャッチコピーがぴったりなサアラです。ジェイクとの夫婦ぶりが素敵なシリーズ。



・一般書籍部門

1位

あらすじ
夏美はロックバンドの天才ギタリスト。メジャーデビューの話の矢先、敬愛するボーカルの城戸薫が自殺してしまう。体には不審な傷。しかも、彼の名前は偽名だった。夏美は、薫の真実の貌を探す旅へと走り出す。

感想
大好きなバンドもの!軽いタッチながらも、バンドの、音楽の、才能の差の光と影が存分に描かれています。ラストシーンの夏美ちゃんが歌うところでは鳥肌がたちました。


2位

あらすじ
痴漢の冤罪で実刑判決を受け、人間不信になった堂野は、同雑居房の喜多川の無垢な優しさに救われる。それは母親に請われるまま殺人犯として服役する喜多川の、生まれて初めての「愛情」だった。

感想
BLレーベルから一般書籍で新たに出版された一冊。やはり、出版され直すことだけあります。深い!確かにこれは世の人々に広く知って欲しいです。こんなにも登場人物のひとりを応援したくなってしまう本って、なかなかありません!


3位

あらすじ
旧家の総領娘であり、歌人御室みやじの秘められた恋と数奇な運命をたどる。

感想
『不毛地帯』などで有名な山崎豊子さんの作品です。宮尾登美子さんもそうだな、と思うのですが、円熟した筆で書かれる女の一生はものすごく読みごたえがあります。因習に囲まれた、きらびやかな世界。


・再読部門
(※再読してしまうほど好き、ということで設けさせてもらいます)


あらすじ
気弱なインテリ青年は十年を経て美しい男妾上がりの経済ヤクザとして麻生の前に現れる。大暴力団の幹部殺害の真相を追う内、麻生は次第に過去に追い詰められ、暗い闇へと堕ちていく。

感想
ここ何年かの中で、もっとも好きな本です。初読の後もしばらくいろいろと考えてしまいました。ミステリーをあまり読まない私にとって、最初はとっつきにくいものがありましたが、気がついたらどっぷりはまっていました。


・ネット小説部門

香港シェヘラザード
リスリスモンスターさま
※R18
(リンクフリーに甘えさせていただいています)

あらすじ
初冬の香港。女性拉致誘拐事件をきっかけに、新人外交官水城秋穂はひとりの男と出会う。真逆の世界に生きるふたり。相反する正義と価値観。望みもしなかった出会いのお話。(目次から抜粋)

感想
ついったーのフォロワーさんが絶賛されていたので、読んでみたお話です。うううう、この一般書籍にも優るとも劣らずのハイクオリティ!無料で読ませてもらっていいの?とずっと思っていました。秋穂さんがかっこいい!でも意味もなく、理由もなく完全無欠ではなくて、理想と信念に裏付けされている。こういう女性大好きです。




以上です。いかがだったでしょうか?

すべて胸をはっておすすめですっ!と言えるので、みなさまがお手にとる機会になればさいわいです。

では、よいお年をお迎えくださいヾ(*´∀`*)ノ

おすすめマンガ2

更新が滞っていて大変申し訳ありません!
ああでもない、こうでもないとこねくり回して一進一退です(T-T)
あまりに更新できないので、自サイトを見るのもおそろしいです。
せめて日記だけでもということで、おすすめ漫画を投下してきます。



幼い頃から体内に微量の毒を取り込むことによって、体液が猛毒と化し、敵国に寵姫として送られる毒姫。彼女達の使命は王族の暗殺…失敗は死を意味する。
謎が多い国に送られた赤毛の毒姫、落ちこぼれのリコリスの物語。

ふりふりひらひらな世界です。お洋服がとにかくかわいい!細部の懲り具合がすごくて、雰囲気がある漫画です。
高校生のときに一度読んだのですが、あまりの運命の過酷さに挫折……。でも数年ぶりに読んでみたらすごくおもしろかったです。
あと一巻で完結ということなので、楽しみにしています。




家柄が重んじられる歌舞伎界において、名門の御曹司として生まれたにも関わらず、実力のない恭之助。歌舞伎とは無縁の家に生まれながら、実力のみで最底辺から成り上がろうとする一弥。正反対の2人の男が、なんの因果か同じ女の子・あやめに恋をする。

夏休みの一時期、歌舞伎の独特の世界に興味があって、舞台にした本を読みあさっていたときに見つけた一冊。
歌舞伎×少女マンガの異色の組み合わせながらも、どちらの魅力も損ねることがない作品です。
ひたむきな男の子はステキです!




時は昭和。官僚や政治家を数多く生み出した超名門校・海帝高校で、帝一は頂点である生徒会長を目指す。派閥作りや政界さながらの生徒会長選が行われる海帝高校で、帝一はまず、クラスのルーム長を狙うが…。

この作者さんも独特の雰囲気がある漫画をかかれる方です。
よく考えるとシュールなんですが、そこがこの作品の味というか……。
こういう特殊な学園ものは大好きです。
波瀾万丈な予感で、二巻が楽しみです。




どこか陰のある美少女・白妙。叔父が理事をつとめる嵯峨桜花学院に転入すると、そこには姫様制度と呼ばれるシステムが…。学校の「姫」にまつりあげられる白妙だったが。

特殊な学園ものその二。
あらすじだけ読むとすごいことになっているのですが、そんなにぶっとんだ作品ではありません。
こういう一巻完結ものが好きでよく読んでいます。山奥の閉ざされた学園という舞台設定からしてもうロマンでした。


以上です。
いかがでしたでしょうか?
楽しく書かせてもらいました。
おすすめマンガがありましたら教えていただけるとうれしいです。

読書日記

今日は一般教養科目の外国文学のレポートをやって、年賀状を書いていました。
無精なので、今ごろになって年賀状です(^^;
も、申し訳ないです。


そのレポートで取り扱わせてもらったのがこの本です。



若い頃、単身アメリカに渡り、成功者として財を成した東太郎。
その成功の裏には不遇な幼少期に恋した上流階級の娘・よう子への強い想いがあった。
戦後日本を舞台に、身分違いの恋を描いた壮大なるロマンの行方は。


外国文学のレポートなのに、日本の作家さんです。
この本、エミリー・Bの『嵐が丘』を下敷きに描かれているので、まったく外国文学と関係がないわけではありません。

まず読みごたえ十分でした!
上下巻構成で、ページ数もあり、なおかつ改行が多くない本なので、たっぷり読めます。

読んでいるときは淡々と字を追っていたのですが、レポート書いていたらきました。切ない。
昭和の上流階級を舞台に描かれた悲恋です。
どことなくアンティークな雰囲気があってよかったです。

書いたレポートを読み返したら、東太郎のことを『アメリカンドリームの体現者』と書いてあってふきました(^o^;

伊右衛門

また日記が空いてしまってすみません(ーー;)
最近、ベッドに入ると眠気が抑えられません。
昨日は例のごとくバイトだったのですが、あんなに発注しまくって大丈夫だったのかと心配しています。
私はお惣菜と飲料の発注係をやっています。
基本的に欠品を発注していますが、昨日は結構多かったです(^^;



久しぶりに本の感想です。



小股潜りの又市は足力按摩の宅悦に家名断絶の危機にある民谷又左衛門の娘・岩の仲人口を頼まれる。
しかし岩は疱瘡を患い、髪も縮れ、腰も曲がるほど醜かった。
又市は知り合いの浪人・境野伊右衛門を岩の婿に斡旋する。


かの有名な四谷怪談をモチーフにした作品です。
ですが、ホラーではありません。純愛ものです。
おどろおどろしさはなく、最後にはただ美しさと哀しさが残る作品です。
岩さんと伊右衛門のすれ違いが本当に切ないです!
武士の短編を書くにあたって手を出した作品でしたが、執筆そっちのけで読んでしまいました。
ちなみに甘いものを買うつもりで行った自販機で某緑茶を買っていました。
(※作品と某緑茶は関係ありません)
本当に良い作品でした。
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