こんばんは。
今年も終わるということで、私的おすすめ小説ベストスリーをお届けします。
ちなみにお化粧品と百均も大好きなので、ベストコスメとベスト百均商品もお届けできますが、需要がないと思うので、やめておきます(笑)
・少女小説部門
1位
あらすじ
優秀な兄たちの“おこぼれ”で王位が転がり込んできたレティは、王の専属騎士団を作るべく、評判の騎士・デュークを勧誘するが、「『おこぼれ姫』の愛人と呼ばれるのは願い下げ」と一刀両断される。
感想
こんなに発売日が楽しみなシリーズって本当に久々かもしれません。
恋愛色は薄めですが、少女小説らしい華やぎもあり、ツボもしっかり押さえています。
主人公のレティの行動に無理がなく、変にはしゃいだり気負ったりしていないので、気持ちよく読めます。
次巻も楽しみ!
2位
あらすじ
時は大正。華族の娘でありながら平民として暮らしていた千鶴は借金のカタに、貸金業の長男・要と結婚させられることとなる。
感想
少女小説の大正ものって、わりと女の子が自由で型破りであれれ?と思ってしまうものが多いのですが、これは大正していました!
この作品はぜひ1、2巻そろえて読むことをおすすめします。夫婦って良いものです!
3位
あらすじ
天涯孤独の美少女サアラ。彼女は、幽霊伯爵と呼ばれるコルドン伯爵の17人目の妻として幽霊の出る城に嫁ぐことになる。
感想
夫婦って良いものだ第2段。
こんな主人公見たことない!というキャッチコピーがぴったりなサアラです。ジェイクとの夫婦ぶりが素敵なシリーズ。
・一般書籍部門
1位
あらすじ
夏美はロックバンドの天才ギタリスト。メジャーデビューの話の矢先、敬愛するボーカルの城戸薫が自殺してしまう。体には不審な傷。しかも、彼の名前は偽名だった。夏美は、薫の真実の貌を探す旅へと走り出す。
感想
大好きなバンドもの!軽いタッチながらも、バンドの、音楽の、才能の差の光と影が存分に描かれています。ラストシーンの夏美ちゃんが歌うところでは鳥肌がたちました。
2位
あらすじ
痴漢の冤罪で実刑判決を受け、人間不信になった堂野は、同雑居房の喜多川の無垢な優しさに救われる。それは母親に請われるまま殺人犯として服役する喜多川の、生まれて初めての「愛情」だった。
感想
BLレーベルから一般書籍で新たに出版された一冊。やはり、出版され直すことだけあります。深い!確かにこれは世の人々に広く知って欲しいです。こんなにも登場人物のひとりを応援したくなってしまう本って、なかなかありません!
3位
あらすじ
旧家の総領娘であり、歌人御室みやじの秘められた恋と数奇な運命をたどる。
感想
『不毛地帯』などで有名な山崎豊子さんの作品です。宮尾登美子さんもそうだな、と思うのですが、円熟した筆で書かれる女の一生はものすごく読みごたえがあります。因習に囲まれた、きらびやかな世界。
・再読部門
(※再読してしまうほど好き、ということで設けさせてもらいます)
あらすじ
気弱なインテリ青年は十年を経て美しい男妾上がりの経済ヤクザとして麻生の前に現れる。大暴力団の幹部殺害の真相を追う内、麻生は次第に過去に追い詰められ、暗い闇へと堕ちていく。
感想
ここ何年かの中で、もっとも好きな本です。初読の後もしばらくいろいろと考えてしまいました。ミステリーをあまり読まない私にとって、最初はとっつきにくいものがありましたが、気がついたらどっぷりはまっていました。
・ネット小説部門
香港シェヘラザード
リスリスモンスターさま
※R18
(リンクフリーに甘えさせていただいています)
あらすじ
初冬の香港。女性拉致誘拐事件をきっかけに、新人外交官水城秋穂はひとりの男と出会う。真逆の世界に生きるふたり。相反する正義と価値観。望みもしなかった出会いのお話。(目次から抜粋)
感想
ついったーのフォロワーさんが絶賛されていたので、読んでみたお話です。うううう、この一般書籍にも優るとも劣らずのハイクオリティ!無料で読ませてもらっていいの?とずっと思っていました。秋穂さんがかっこいい!でも意味もなく、理由もなく完全無欠ではなくて、理想と信念に裏付けされている。こういう女性大好きです。
以上です。いかがだったでしょうか?
すべて胸をはっておすすめですっ!と言えるので、みなさまがお手にとる機会になればさいわいです。
では、よいお年をお迎えくださいヾ(*´∀`*)ノ