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更新&ごあいさつ

『神さまの手のひら3』更新いたしました。
哲士、インカレに行くための最大条件の片方をクリアするの巻です。
このインカレ、出場条件が非常にややこしく、作中で説明するのに非常に苦労しました。(ちゃんと説明できたでしょうか?)
そもそも陸上は地区→東(西)日本→全国と勝ち上がっていくという方式ではなく、『参加標準記録』というのを破ると大会に出場できるというシステムなのですね。水泳なんかもそうみたいです。
例外的に高校生のインターハイなんかは参加標準記録ではないです。地区→東(西)日本→全国の勝ち上がり方式です。

今回、由貴也が出場した全日本ジュニア選手権なるものは存在しません。モデルとなっている実在の大会は日本ジュニア・ユース選手権になっています。
本当はジュニア=18・19歳、ユース=16・17歳という区分なのですが、おおざっぱに18歳以下にしてしまいました。ですが競技会開催年の12月31日が年齢の基準となるそうなので本当(?)に『全日本ジュニア選手権』だとしても11月23日の誕生日に20歳になる哲士はやっぱり参加できないんですね。すでに8月に20歳になっている竜二ははなから無理です。

と、うんちくを語ってしまったのですが、この『ジュニア選手権編』は次の『地区インカレ編』と対になってます。今回は由貴也だけ大会に出ていますが、次は哲士だけが地区インカレに臨みます。
中学時代から由貴也の背中を見続けてきた哲士を応援してくださるとうれしいです。


最後に、今年最後の更新になると思うので、ごあいさつを。
今年も大変お世話になりました。
前半は私事から、更新ペースが落ちてしまったにもかかわらず、ここまでおつきあいくださいましてありがとうございました。
読んでくれる方々がいるからこそ、飽きっぽい私がここまで続けてこれました。
来年は『初恋の君へ』完結に向けて、がんばりたいと思います。
変わらず、ご訪問いただければうれしいです。

では、よいお年をお迎えください。

クリスマス短編

いまさら季節外れもはなはだしいのですが、クリスマス短編を書きました。
クリスマス思いっきり終わってるしという突っ込みは甘んじて受けます。クリスマスの空気に触れて、突発的に書きたくなりました。
竜二がクリスマスにケーキ買ってきました第二弾。前に華耀子視点で『聖夜の追憶』というSSをこちらのmemoで上げたのですが、その1年後の話になります。つまり、『神さまの手のひら3』の時点で9月半ばなので、その1年3か月後くらいの話になります。竜二21歳、華耀子27歳。
ちなみに、『聖夜の追憶』は加筆修正が必要になったので、いったん下げました。あのSSを書いた時は『サマーゲーム』を書く前だったのですが、竜二がもうこうなるというのは頭にありました。が、私の力不足から微妙に矛盾が生じてしまいました。やっぱり未来の話は書くべきではないな、と反省。反省しつつも、今回思いっきり未来の話を書いています(笑)
※加筆修正終了しました。公開済みです。

SS書いていないで、『神さまの手のひら』書かなきゃ、と思うのですが、今週はバタバタしていたのでまだ半分くらいしか書けていません。すみません。
年内にあと一回ぐらい更新したい……!

では、クリスマス短編、追記からどうぞ。
more...!

ベスト3

今年も今年読んだ本の中からベスト3をやろうと思います。
去年の記事→(http://mblg.tv/37371968/entry/615/

今年は小説だけでなく、いろいろやります!

ネタバレありますので、以下ご注意ください!


まずは少女小説部門

1位

あらすじ
雪祭りの夜、高校生の知夏は不思議な男に東洋風の異世界に送られてしまう。そこで窮地を救ってくれたのは暴君な美青年だった。 その平凡な少女、世界を変える鍵となる。

すばらしいドS展開。主人公に一切甘くない世界です。それだけに読み応え満点です。
でも、本当に異世界に飛ばされるってこんな感じなのかも、というくらい世界観がしっかりしているので、ひっかかりがなくするする読めます。
でも、そろそろ知夏ちゃんをよしよししてほしい……。

紹介動画がありましたので、貼っておきます→http://youtu.be/Uvh6Qz9T51g


2位

あらすじ
時は7世紀。唐の皇帝の姪でありながら、商人の娘として育てられた翠蘭は辺境の地、吐蕃(現在のチベット)に政略結婚で嫁ぐことになった。翠蘭は、自ら馬に跨がり旅路に出るが、待ち受けていたのは、思いもかけぬ事件と、胸を焦がすような出会いだった。

このたび完結いたしました。シリーズ全27巻。中学生の時からのおつきあいです。
堅実で良質な少女大河小説でした。いまいちだったなぁという巻がひとつもなかったという安定感。
途中で史実通りヒーローが死去するという少女小説にあるまじき展開だったのですが、その後は翠蘭がヒロイン兼ヒーローで物語が進んでいきました。ヒーローポジ、補って余りあります、彼女……。
どこから読み返してもおもしろい小説。年末年始の読書におすすめです。


3位

あらすじ
「あなたは私の主、お迎えにまいりました」学校に、ケイキと名のる男が突然、現われて、陽子を連れ去った。海に映る月の光をくぐりぬけ、辿りついたところは、地図にない国。そして、ここで陽子を待ちうけていたのは、のどかな風景とは裏腹に、闇から躍りでる異形の獣たちとの戦いだった。

あらすじいらないくらい、有名な作品ですね。
実はこの小説は高1の時に読んだのですが、その時は異世界トリップものが苦手&物語のあまりの過酷さ&続きがでないことに挫折。このたび、続きが刊行されるということで再チャレンジしました。
おもしろいじゃないですか!えぇ、しっかりした世界観ながら、今までのファンタジーを覆す設定など、わくわくしながら読みました。国の中では戴が一番好きなので、つ、続きを早く……!



続きまして一般小説

1位

あらすじ
中学バレーチームで仲間を自殺未遂に追い込んでしまった灰島公誓は、 母方の郷里・福井に転居し、幼なじみの黒羽祐仁と再会。
ずばぬけた身体能力を持ちながらプレッシャーに弱い黒羽と、バレーへの圧倒的な 情熱と才能ゆえに周囲との摩擦を引き起こしてばかりの灰島はエースコンビとして 成長していく。
だが、中学最後の県大会で二人は衝突。絶縁状態のまま、やがて地元の 清陰高校に共に進学する。

表紙からもう胸キュン青春小説です。
バレーボール、とくに男子というものを今までよく知らなかった私だったのですが、それでも非常に楽しく読めました。壁井さん、相変わらず、こういった中高生の感情をリアルに書く人だなぁとしみじみ。
灰島くん。君みたいな屈折した男子、大好きです!

特設サイトがありましたので、URLを貼っておきます→renzaburo.jp


2位

あらすじ
不完全であれ。未熟であれ。不自由であれ――スポットライトと拍手が、彼女達のすべて。あまたの憧れと挫折の果てに、選ばれた人間だけが舞台へと躍り出る少女サーカス。そこは、一瞬に命をかける少女達が集う舞台。

少女サーカスという心躍る設定を紅玉さんが書くということで迷わず購入。甘やかな毒菓子のような世界観。学生時代など少し宝塚を彷彿とさせ、観劇はしませんが、その世界に興味があったので、楽しく読めました。少女という女性でも子供でもない性と、プロの舞台人という立場がアンバランスで、非常に魅力的でした。


3位

あらすじ
勝つことを義務づけられた〈エース〉と、それをサポートする〈アシスト〉が、冷酷に分担された世界、自転車ロードレース。初めて抜擢された海外遠征で、僕は思いも寄らない悲劇に遭遇する。それは、単なる事故のはずだった。

エースを勝たせる?そのための犠牲?えっえっえ?と最初はなっていたのですが、団体競技だとの一文でそうなのか、と納得。
チカ、伊庭、石尾さん、赤城さんなど、魅力的な面々に囲まれ、ロードレースのあれこれもわかりやすく教えてくれます。シリース最新作のキアズマでは舞台が大学の自転車部に移りますが、これもまたいい!第3作、短編集サヴァイヴでは若き日の石尾さんと赤城さんが出てきて、涙ぶわっとなりました。1作目読んだ後だとこれがまた切ないんですよ。



去年に引き続きましてネット小説部門

生徒は対象外です。→http://ncode.syosetu.com/n5941i/
あらすじ
教師である佐久間の女子生徒との禁断の恋……を不幸にも目撃してしまった渡辺涼。同僚として、そして教師として仕方なく黙認したが、それから間もなくして二人の関係が何者かに密告された。窮地に立たされた佐久間は二人の恋を守るために大嘘を吐く。――私は渡辺先生と交際しています、と。

めずらしい女性教諭×男子生徒の恋。年下男子万歳!年下男子くんが嫉妬したり、必死になったり、うだうだしたりというのがかわいかったです。
女性教師の方も、常識がぶっとんでいる人ではないので、生徒との恋に絶対的な拒否感があり、そこがまたじれじれでよかったです。あぁ続き読みたいなぁ……。


ネット小説部門番外編

左遷男の幸福な日々→http://ncode.syosetu.com/n4589bq/
このたび本編である『左遷も悪くない』が書籍化されました。
こちら↓↓

あらすじ
地方に左遷された鬼軍人ウリセス。その地でレーアとの縁談が舞い込む。不器用ですれ違いながらも距離を縮めていく二人。それは厳しく己を律してきたウリセスに、味わったことのない癒しを与えてくれるのだった。

『左遷男の幸福な日々』はその続編になります。国を揺るがす大きな事件はありませんが、素朴で幸せな日々が展開されています。鬼軍人は嫁にもっとめろめろになるといいと読みながら念じています。



今年は漫画部門も


中3の仁菜が好きな人は、マンションの隣に住む1コ年上の京介。やさしくてカッコいい京ちゃんの彼女を夢みる仁菜は、 ある日彼のキスシーンを目撃してしまう。

この結末は全面的に全力で支持します!
物語の根幹を揺るがすネタバレになるので、下げます。ご注意ください。











当て馬くんが勝つという新しい展開!
それでいて、無理やりくっつけた感がなく、しかも本命くん(便宜上こう呼びます)もむやみやたらに嫌なひとになりさがるorかわいそうではなかったというのはすばらしいです。南波さんに脱帽&敬礼です。
しかも中学生の恋愛がなんだか新鮮でよかったです。激しく胸キュンしました。
ちなみに私も結末知らないうちは8巻の下駄箱のシーンで「完」でいいんじゃ……と思っていたクチです。本当にあのシーン悶え死にするかと思いました。
少女漫画はよいものだというシリーズ。南波さんにはもっと中学生の恋愛をじゃんじゃん描いていただきたい!



中学生つながりでもうひとつ
再読部門


あらすじ
毎日に閉塞感を感じる中二のアンは「特別な存在」となるために、同級生の昆虫系男子、徳川に自分が被害者となる殺人事件を依頼する。

リアルな中学生を書く作品。これでもか、と中学生のイタイ実情を突きつけられます。閉塞感の中で、いつもなんだか手負いの獣のような中学生たち。その中にある真実やむき出しの感情がたまらなく切なく、痛々しいです。



今年は音楽部門も
(リンク先からダウンロードなどは行わないようにお願いいたします)

1位
flumpool ギルト
http://youtu.be/_bm4UFVfiH8

禁断の恋をイメージした一曲だそうです。曲調は明るいのですが、もの悲しく切ない。こういう小説書いてみたいなぁ。


2位
ハンバートハンバート おなじ話
http://youtu.be/8rbgFVpD6uY

いろいろ解釈のある歌ですが、私個人としては亡くなった彼女が戻ってきて、彼を見つめているというストーリーが一番好きです。


3位
サカナクション  Aoi
http://youtu.be/kOo37rkNBlc

サッカー日本代表のテーマソングになっている曲です。よく走るシーンを書くときに聞いています。このアーティストさんの不思議な曲調が好きです。



以上です。いかがだったでしょうか?

私としては去年よりももりだくさんな記事になったかなと思っています。

みなさまの年末年始の楽しい読書タイムの手助けになったら幸いです。

新章

『神さまの手のひら』1、更新しました。
よく考えると、すごく中二病っぽいタイトル……。
『かみさまのてのひら』と全部ひらがなにするか、『神様の掌』と全部漢字にするか迷った末に、適度にひらがな適度に漢字の今のタイトルになりました。適度にやわらかい感じが好きです(笑)
ひらがなと漢字のバランスは大事です!

『スタート・ゼロ』『サマーゲーム』『鎖』とこの三つはすんなりタイトルが思い浮かんだものの、哲士編の構想はあったにもかかわらず、『神さまの手のひら』はなかなか決まりませんでした。
……タイトルをつけるのが苦手なので、『由貴也編』『竜二編』『香代子編』『哲士編』で書こうかと本気で思っていました。わかりやすいし。
今までの三つのタイトルは作中で意味や由来がわかっていただけたかなぁと自分自身では思っています(自己満足?)。『サマーゲーム』などはサマーゲームという大会から始まるからというだけですが。でも一番お気に入りです。
『神さまの手のひら』のタイトルの由来はまた追々。

恋の軍配は今は由貴也に上がってそうですが、哲士編ので哲士にがんばって……という展ないのですが、由貴也の優勢を覆すべく私ががんばって書きたいと思います。
『鎖』の後片づけも終わり、次は哲士視点になります。
どうかおつきあいください。

幕間

『幕間』更新しました。
『鎖』のおまけです。おまけなのに糖度一番高かったです。私としてはちょっと胸焼けのするほど甘かったです。
由貴也を男として意識しちゃった香代子と、どこ見てるの!という由貴也の話。
香代子が由貴也のこと『この人』と思うの初めて聞いた気がします。この人という方があいつとかより男として意識しているという感じがします。
香代子は自分が主体的に何かをするいうのは得意ですが、自分が相手から何かをされる、してもらうというのは苦手です。だから由貴也を抱き締めることはよくても、抱き締められることは落ち着かなくなってしまいます。

そして由貴也。君も男だったんだなぁとしみじみ。ずいぶん淡々と表面上は思っていますが、香代子の胸元に興味津々じゃないですか。
香代子はダイエットよりも健康体で丈夫であることを好みそうなので、中肉中背の標準体重で、胸はわりかしある設定です。Dくらい。
由貴也はオープン(対義語むっつり)なので、サクッとそういうこと考えていそうです。香代子ふくふくでさわっていると気持ちいい、とか。

……妙な方向に脱線しそうなのでそろそろ終わります。
これで『鎖』は終わりです。
哲士編といいつつ、香代子と由貴也の総まとめでもあるので(哲士の影響力がありすぎて、このふたりを巻き込まざる得ない)、引き続き香代子と由貴也も見守ってくだされば幸いです。
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