観た!
ずっと観ようと思ってたもの。

なかなか良い映画だった…。ルワンダのことなんて全然知らなかったけど、作中でわかりやすく、それとなく説明してくれるし。

色々とまた考える映画だね…。






★以降、ネタバレあり★








やっぱ『シンドラーのリスト』と比べちゃう…w

後で知ったんだけど、アフリカのシンドラーって言われてたんだね。

まぁ、大体やったことも、気持ちが変わっていくとこも同じ。

シンドラーよりは幾分、素直かなって感じだったけど。

シンドラーは自分の利益を守る為に…ってとこから始まったけど、ポールは家族だけを守ろうとしてたのが、隣人やその他の人を守るまでに広がっていったという感じ。

自分が輸入してきたナタが自分の家族に向けられてたのが、なんとも皮肉(´・ω・`)
でもナタが入ってきた時点で、絶対コレ使われるんだな、って思ってたw


記者の…ピーター?ジョン?積極的に伝えようとしてた人ね。

その人の言葉が痛いね…「可哀想、と思うだけで、そのままディナーを続けるよ」ってやつ。

あぁ、ホントそうだなと思っちゃったよ(´・ω・`)

あと国連軍ね…。
部族間の差別だけでなく、黒人差別も出てくるか。いや、まぁそうだね。あるよね。

意識的な差別じゃないのかもしれないけど、根本的にアフリカを見下してるところがあるのかもね。無意識下で。

もっと悪いか(´・ω・`)

いや…でもアレが現実だよな…。
外国人とか、自分の国の人間だけ避難させて、後は知らん顔ってね。

なんでアフリカ合衆国になれないのーって歌がまた切ない(´・ω・`)

この大量虐殺が、戦時中でもなんでもない、つい最近だというからまた驚き。

でも映画としては『シンドラーのリスト』の方が格段に上だと思うんだよね。何故だかわかんないけど。

なにかが足りないのかも。映画だから、最大限に盛り上がるところが欲しかったのかも。

薄々わかっちゃう場面が多くて、全体的にフラグがぬるい気がした。

あと、最後に姪っ子たちが見つかる場面も感動が薄い…アーチャーさんが生きてて、血相変えてバス止めたら、もう生きてるんだなって分かるよね。

どれくらい再現したのか分かんないけど、事実にかなり忠実に、ほとんど脚色を排除したなら、ノンフィクションとしては凄い出来。

逆に脚色しまくってアレなら中途半端な感じが拭えないかも?

それでも、かなり観やすくて、すぐに引き込まれる映画(`・ω・´)

どうしても『シンドラーのリスト』と比べちゃうから、変に物足りない気がしちゃうんだと思う。