最近読んだ本の中で、個人的に、面白かったーー!!
という読後感だったのは、須賀しのぶさんの「芙蓉千里」
でした。非常ーに面白かったです。後日語るかもですが。
んで、つい先ほど、梨木香歩さんの「ピスタチオ」を読み終えたんですが、これまた、まったく別の方向に、とても面白かったです。
ところどころにちりばめられた文章に、
心の中に散らばっている、あるいは渦巻いている、いろんな感情が、刺されたかのような刺激を受けて、反応しはじめるというか。
読み返しながら、いろいろ自分の内に育っている様々な感情やなにかを、整理して書いてみたい衝動にかられています。
いやまあ、寝なきゃなんで、無理なんですが。
梨木さんの本に書かれる「異国の文化」の吸引力って、物凄いな、と思うのです。
村田エフェンディ滞土録もそうだけど、漂ってくる、生活の、土や泥の匂いとか、人間の生とか性とか、生々しいのに距離をもって見つめている視線とか。
面白い本って、凄い。
それとは関係ないけれど、ちょっとリアルに想像もしてなかった衝撃を受けるような出来事がありまして。
私個人にはなんにも関係ない、というか、関係ないと思ってきた事柄についてコメントを求められて、自分の無知さと無気力さに衝撃を受けたりとか。
でもって、そこからいろんな感情を掘り起こして、環境や、生活をとりまく人々や、いろんなものに思いを馳せてみたりして。
記事で見る事件の渦中の人物が、突然、隣の人であることに気づいたかのような。
一般論で話したら当事者だった、みたいな。
実際にはそうではないんですけど。当事者の知り合い、レベル。みたいな。
何を思って、あるいは何を期待して、問われたのかはわからないけど。
たしかにそれは、気づかせる、ということへの示唆となった気がして。
人の言葉や思い、それらが人にもたらす作用っていうのは、想像なんかできるもんじゃないですね。
私のちっぽけな頭で想像できることなんて、本当に小さな小さなことしかなくて。
うまく言えないけど、人生の先達は、人生の先生なんだよなあ、なんて思いました。
そしてさらに関係ありませんが、某巨大な掲示板を久しぶりに覗いてみたら、なんだか妙にジル熱がそわそわしてきました。
うわぁ描きたい!書きたい!!!かきたいよ!やっぱり大好きだよ!!!
形にしたいです。