観た。今週レンタルしたラストの1本。
借りてきた中では別格すぎたw
今回の趣向は「軽いやつ」だったのに、何故こうなった!
重いよ。爽快感もないよ。でも素晴らしいよ(`・ω・´)
改めてお詫びしたい。
まだ無知だった頃に『バック・トゥ・ザ・フューチャー3』を観て、クリント・イーストウッドが故人だと思っていたことを。
さーせんorz
普段、監督とかあんま気にしないし、名前しか知らなくて…『ミリオンダラー・ベイビー』にご出演されてるあたりで気づいたんです。
ホントすんませんでしたorz
…とゆう感じの映画。←
これは凄い。
面白い・面白くない、とかじゃなくて…映画として素晴らしいと思う。
本当に言葉を失ったわ。何も言えないんだがw
観終わった今、心の中に色んなものが渦巻いてるのに何も表現できる気がしない。
それくらいw
答えの出ないような事を考えるのが好きな人は観とくべき!
私は好き。
だからこの映画も凄く心に残ると思う。
「事実は小説よりも奇なり」とは本当によく言った言葉だよね。
★★ネタバレあり★★
★★★でも多分レビューとは言えない★★★
ラスト、10分くらいで奇跡の大逆転かなぁと思った。むしろ、そうであってほしいと思った。
私も観ていて願ってしまったよ(´;ω;`)
でも、真のハッピーエンドにはならないんだね。
もし事実が真のハッピーエンドだったなら、映画にするのもたやすいでしょうな。
事実が、それだけで劇的で、見所もあって、1つのハッピーエンディングストーリーとして綺麗に成り立つんだから。
でも、この映画は違うのよ…悲しいことに。
私たちから見たら、普通にバッドエンディングかもしれない。
最後に戻って来た子、5年も知らない人の家に居たというけど、そんな良い人が、そうそう居るものか?
孤児院なんかが存在する世の中で、ましてや警察が糞すぎる世の中で、年端もいかない子供が生きていけるか?
“several years later”がないってことは、まだ実際のウォルターって戻ってない…んだよね?多分。実際の事件は調べてないけども。
やっぱり普通に考えたらバッドエンドだ。
それでも、彼女の最後の言葉がそう思うのを惑わせるんだよね(´・ω・`)多分。
字幕と原文が違うのは…それに関する卒論を7割くらい否定的に書いた私としては否定したいとこなんだけど、この台詞はちょっと深みが出て良い気がした。
それだけ深い台詞。
「希望」を以て「確信を得た」ってゆーのは凄く不思議な話だけど、彼女に迷いがなくなったんだとしたら、その台詞は正しいのかも、とか思ったりね。
すべてが完成された実話、ってホント稀なんだよなぁって思う。
未完の事実を映画として完結させた、監督に脱帽したね。
故人だと思ってたこと、ホント土下座で謝りに行きたいorz
普通に思ったことだけど、どの国でも国家権力はどうしよーもないね。
どうしてこうなってしまうんだ。
被害者が、更に警察に追い討ちされるってどういうことかと。
日本でも話題になった冤罪の話と通じるところがあるよね。
権力って難しい。
無さすぎても問題で、有りすぎても問題。
お金もね。
ラストの、他の子の再会シーンは泣いたよ。「感動の再会」とか銘打たれなくても泣いた。
ただ疑問…あんな偽ウォルターくらいの子が、映画スターに会いたいが為だけに、隣で泣きわめく知らない人に嘘を突き通せるものだろうか…。
そして本当の母親に会いたいとか思わないもんだろうか?5年間も失ってみないと分からないもんなんだろうか?
子供ってホント分からんわー。