お子様の自己紹介用バトン
名前:レティシア
年齢:18歳
性別:女
性格:頑張り屋、純粋
一人称:レティ
二人称:お相手のお名前
誕生日:4/9
誕生花:ミモザ(友情/神秘/優雅/秘密の愛)
血液型:A
出身地:カーメン国
利き手:右手
職業:スピカさんの専属
星座:牡羊座
髪型・色:青髪のロング
目の色・特徴:赤。切れ長
コンプレックス:胸がない
トラウマ:人肉を食べさせられた事
イメージカラー:青
イメージソング:アルクアラウンド
趣味:スピカさんの真似事
特技:お布団を温める
怒りの沸点:スピカさんやその他友人を馬鹿にされるとすぐ怒る。その他には然程怒らない
根に持ち度:そこそこ。肉を与えれば許す
願い事:スピカさんが幸せになる事
好きな食べ物:肉
苦手な食べ物:人肉
好きな物事:スピカさんと一緒に過ごす時間
苦手な物事:数字の計算
人間的に好みのタイプ:スピカさんを馬鹿にしない人
人間的に苦手なタイプ:スピカさんに害がある人間
好きな場所:スピカさんの隣
家族構成:今はスピカさん
ざっくりとした人生経歴:
リンク参照
名前の由来:イタリア圏の名前
参考のセリフ:
「レティ、スピカの、自慢の、妹??」
その他:
国が異なる為に片言。もしこれが様々人と関わる事も多く、長く過ごしていたカーメンの言葉で話せば、ちょっとは話せるようになるかもしれない。(王国に来てからはほぼ監禁状態だった為に、話す相手はほぼ居なかった)
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お持ち帰り
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主従関係になってから気が付いた事がある。エファはわりと甘えん坊、というか引っ付き虫だ。
「…ご主人!」
今日も感情が高ぶると僕を目掛けて一直線に飛んでくる。それを慣れたようにかわすと、エファはしょんぼりする。
「……ご主人」
犬が耳と尻尾をぺったりと下げてるようなその様子が可愛くて、つい意地悪をしてしまう。うん、僕は性格が悪い。自覚はあるけど止められない。
(好きな子程苛めたくなるっていうけど、本当だな)
思わず僕の口元が緩む。そして同時に、今度は甘やかしたくなって、「エファ、おいで」って言ってぎゅっと抱き締める。
そうすると、エファは幸せそうにふにゃあと笑う。…全く。こんな意地悪をしてしまう僕を、『ずっと一緒にいたい主人』に選ぶなんて本当に奇特だと思う。
でもさ、エファのそれ、僕を主人として好きなのか、異性として好きなのか分からなくなるから時々困る。
エファの抱きつき行為に、他意はないのは分かってるんだけど、僕一人だけ実はドキドキしてた…なんて気が付かれたら恥ずかしいというかなんていうか。
「…ご主人?」
そんな内情を知らないエファの長い髪の毛を引き寄せて、キスを落とす。愛おしさと、ほんの少しの意地悪を含んで。…何か近くで爆発したような音がした。
こんな日々が続きますように
僕の元から無言で、急に専属が居なくなったあの日。
このまま自分の一族に使い捨てられてもいい、と、このまま死んでもいいと思っていた。でも、
「…大丈夫ですか?」
そうやって伸ばしてくれた光があったから、僕はもう一度此処で生きようと思ったんだ。
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先日。サラの文字。白い封筒でいつものように、手紙が届いた。どうやら、ラテシエ国にて王女誕生パーティをやるらしい。いつものハロなら気乗りしない…と言いつつ、それも仕事なので参加していただろう。
(従者も居ない状態で乗り込め、とか、本当に僕は使い捨ての駒……だよね。まぁ、分かってる分、タダで潰される気はないけど)
そう思いつつ、ハロの表情は明るい。チョコを軽く口に含みながら周囲を見渡す。探している人は今日は来ているかわからない。
「…やっといろいろ片付けてきたから、会えたらいいな」
自嘲気味に笑って、此処数ヶ月の事を思い返す。
前の専属は、彼に何も言わずに急に彼の元を去った。「もう全てを諦めよう」と思ったが、何とか思いとどまって、心機一転奮起をしてきた。故にもう気にかけていない。
そしてこの頃、新しい専属を取ろう……と彼は密かに考えていた。
自分を絶対裏切らないだろう人材。自分を絶対捨てないだろう人材。自分と共に戦ってくれるであろう人物。…それはもう、目星がついている。
自分がどん底に落ちて、もう何もか諦めそうになった時、救い上げてくれた優しい手、だ。
彼女はもう、誰かの専属になっているだろうか?…なんて思いながら、周囲を見渡す。
……ふと遠くの方で、見慣れた影が見えた。それはハロが探していたその人で。
パーティで混雑した会場で見失わないように、謝りながら小さな体で一生懸命に其方に向かう。
「…エファ、だよね?元気??」
振り向いた彼女は、変わらず優しい表情をしていた。
「僕は君がいい」
どうか互いの居場所になれますように
イェチアは、霧で覆われた大変美しい国だ。大きな教会は玻璃窓で彩られ、キラキラと輝いている。
女王に言われ皆が祈りを捧げる中、ハロは適当に周囲に合わせてポーズだけ取る。
イェチア国は悪しき心を持つ者は入れない…といいつつ自分が入れたのは、純粋そうなエファのおかげではないか、と考えながらちらっと隣を見ると、エファは真剣に何かを祈っていた。
(…何をそんなに祈ってんだろう)
正直女王の話よりも、エファのその横顔が気になって仕方がない。
(…それ、僕が叶えられる願い事かな?)
ハロは難しそうな顔で、とりあえず目を閉じてポーズだけは続ける。しかし脳内ではもう、様々な妄想が駆け巡っているのは誰も知らない。
(女の子が考えそうな事…。こんな教会なら、結婚式とか?)
…『結婚式』という文字が出てきた瞬間、脳裏にウエディングドレスを着たエファが映る。そして幸せそうな顔をして、彼女の瞳には、指輪のダイヤモンドよりも美しい涙が飾られてるのだ。
そして隣にいるのが、大人でカッコイイ貴族、って言うところまで考えて、胸の中にモヤモヤしたものが出てきてハッとした。
そしてもうその感情が、何かって分かるくらいには大人だ。
(…今の僕にヤキモチなんて、妬く資格はない。だって僕とエファは主従関係。いつかはエファは嫁に行くかもしれない)
そのモヤモヤはひとりでに大きくなって、思わず膨れっ面になる。
「ご主人…?」
エファのその声でハッとすると、ハロは小さな声で「なんでもない」ってだけ伝えた。
小さく育つ恋の芽
君の事を好きだなんて、そんな
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その後エファちゃんのお願いが「ご主人とずっと一緒にいたい」でほっとするハロの話です←