擬人化用文置場

ライオネルは元々はランベールの祖父の親友の孫でした。両親はおらず親戚付き合いもしてなかったが為、祖父が亡くなった際にランベールの家に引き取られました。

ライオネルの祖父も名のある剣士でしたが、ランベールの家も由緒正しい剣士の家でした。元々祖父に稽古を付けられていた事もあり、そのままこの家でも剣術を学ぶ事になります。

その家の三男、ランベールは剣の腕はからっきしで運動オンチ。その代わり、祖父の職業の考古学については詳しく、飛び抜けて聡い子でした。五人兄弟の三男(男男女男女の順番で下から二番目)という事もあり、後ほど一線引く事になり考古学を先行する事になります。

一方ライオネルの方は剣筋がよく、身軽な身のこなしで他者を圧倒するような、そんな剣技の持ち主となりました。

親友になった二人は、互いにこう約束をします。「己の祖父を超えるような考古学者や剣士になろう」、と。

二人が10代後半の頃、ランベールの祖父が亡くなりました。そんな中ランベールが海賊が近くに居る事を知り、「祖父のように世界中の不思議を見たい！海賊船に乗り込もう」という話になりました。必死にリオが説得するもランベールは意見を曲げません。仕方がないのでライオネルも便乗する事にし、手紙をしたためてから船に乗り込みました。

それから数年。海賊と共に様々な旅をしてきました。けれど嵐によって船は転覆。二人は奇跡的に海岸に打ち上げられ、今にいたります。